赤ちゃんのお腹のガス:ガス抜きマッサージ・体操・対処法ガイド
赤ちゃんが顔を真っ赤にして、足をお腹に引き寄せながら泣いていませんか?お腹がパンパンに張って苦しそうにしていませんか?ほとんどの新生児や乳児がガスによる不快感を経験します。赤ちゃんの消化器官はまだ未発達なので、これはとても自然な現象です。今日は、赤ちゃんのお腹にガスが溜まった時にすぐ試せるマッサージ、体操、予防法まで、すべてご紹介しますね。
赤ちゃんのお腹にガスが溜まる原因5つ
1. 授乳中の空気の飲み込み
- 赤ちゃんは母乳やミルクと一緒に空気も飲み込みます
- 哺乳瓶の乳首の流量が速すぎたり遅すぎたりすると、より多くの空気が入ります
- 母乳育児の場合、浅い吸い付きも空気を飲み込む原因になります
2. 未発達な消化器官
- 新生児の腸はまだ発達途上で、食べ物を完全に分解することが難しいです
- 消化されなかった乳糖が腸内細菌によって発酵し、ガスが発生します
- 腹筋が弱いため、自力でガスを排出することが困難です
3. 泣くことによる空気の吸い込み
- 赤ちゃんが泣く時、口から大量の空気を飲み込みます
- ガスで泣き、泣くことでさらに空気を飲み込むという悪循環が生まれます
4. ママの食事の影響(母乳育児の場合)
- 科学的根拠は限られていますが、経験的に一部の食品が影響を与える可能性があると報告されています
- キャベツ、ブロッコリー、豆類などガスを発生させやすいとされる食品
- 乳製品に対する過敏性
- カフェインを含む飲み物
5. ミルクに関する要因
- ミルクの成分に対する消化の困難さ
- ミルクを振って混ぜる際にできる気泡
- 哺乳瓶の種類や乳首の流量の問題
ガスが溜まっている時の症状
赤ちゃんに以下の症状が見られたら、お腹にガスが溜まっている可能性が高いです:
- お腹がパンパンで硬い:触ると張っている感じ
- 足をお腹の方に引き寄せる:膝を胸まで引き上げる動作
- 顔を真っ赤にしていきむ:ガスを出そうとして力んでいる
- ぐずって機嫌が悪い:授乳中や授乳直後に特にひどい
- おならが頻繁:臭いのあるおならを頻繁にする
- 授乳を嫌がる:お腹が不快で飲みたがらない
- 睡眠中に突然起きて泣く:ガスの痛みで目が覚める
- 体をくねらせたり反り返る:不快感を表現するポーズ
ガス抜きマッサージ:I Love U マッサージ
I Love U マッサージは、小児科医が推奨する代表的なガス抜きマッサージです。授乳後少なくとも30〜45分経ってから行ってください。
準備すること
- 暖かい部屋で赤ちゃんを仰向けに寝かせます
- 手にベビーオイルやローションを少量つけます
- 赤ちゃんがご機嫌で起きている時に行いましょう
マッサージの手順
Iストローク(左側の下行結腸を刺激)
- 赤ちゃんの左の肋骨の下からスタート
- 下に向かって骨盤方向に優しくなでおろします
- 3〜5回繰り返します
Lストローク(横行結腸+下行結腸)
- 赤ちゃんの右の肋骨の下からスタート
- 左方向に水平移動し、そこから下に降ります
- 逆さまのL字を描くように3〜5回繰り返します
Uストローク(大腸全体の経路)
- 赤ちゃんの右の骨盤付近からスタート
- 上に上がり → 左に移動 → 下に降りる
- 逆さまのU字を描くように3〜5回繰り返します
その他のマッサージテクニック
おへそ周りの円マッサージ
- おへそを中心に、指先で時計回りに優しく円を描きます
- 軽い圧力でゆっくりと回してあげましょう
- 2〜3分程度続けます
温かい手のひらを当てる
- 両手をこすり合わせて温めます
- 赤ちゃんのお腹の上にそっと置いて10〜15秒間キープ
- 温かさが腹部の筋肉をリラックスさせ、ガスの排出を助けます
自転車体操のやり方
自転車体操(バイシクルレッグ)は、最も簡単で効果的なガス抜き運動です。
基本の自転車体操
ステップ1:赤ちゃんを平らな場所に仰向けに寝かせます
ステップ2:赤ちゃんの両足首やふくらはぎを優しく持ちます
ステップ3:片方の足をゆっくりお腹の方に折り曲げます
ステップ4:曲げた足を戻しながら、反対側の足を折り曲げます
ステップ5:自転車のペダルを漕ぐように交互に10〜15回繰り返します
アレンジ動作
両足同時曲げ
- 両足を同時にお腹の方にゆっくり折り曲げます
- 3〜5秒間キープしてから優しく戻します
- 5〜10回繰り返すと、おならやガスが出ることがあります
お尻の軽い持ち上げ
- 両足を曲げた状態で、お尻を少し持ち上げます
- お腹に軽い圧力をかけて、ガスの排出を促します
授乳時のガス予防法
ガスが溜まる前に予防することが最も大切です。
正しい授乳姿勢
母乳育児
- 赤ちゃんの口が乳首だけでなく乳輪まで深くくわえるようにしましょう
- 赤ちゃんの頭がお腹より高い位置になるように抱きます
- 正しい吸い付きなら「チュパチュパ」という音がせず静かに飲みます
ミルク育児
- 哺乳瓶を45度の角度に傾け、乳首の中に常にミルクが満たされるようにします
- 赤ちゃんの上体を起こして飲ませると、空気の飲み込みが減ります
- アンチコリック哺乳瓶の使用を検討してみましょう
げっぷのさせ方
授乳中・授乳後のげっぷは、ガス予防の基本です!
- 母乳:おっぱいを替える時にげっぷを試みましょう
- ミルク:60〜90mlごとに1回げっぷをさせましょう
- 授乳後5〜10分間、縦抱きにして背中を優しくトントンしてあげましょう
- 10分経ってもげっぷが出なくても大丈夫です
げっぷの方法をもっと詳しく知りたい方は、赤ちゃんのげっぷのさせ方完全ガイドをご覧ください!
ミルクの準備のコツ
- ミルクは激しく振らず、スプーンで優しく混ぜて気泡を減らしましょう
- 調乳後、数分待って気泡が落ち着いてから飲ませましょう
- ミルクの温度は体温に近い36〜37°Cが適切です
ガス vs コリック(乳児疝痛)の見分け方
赤ちゃんがたくさん泣くと「コリックかも?」と心配になりますよね。ガスとコリックは症状が似ていますが、違いがあります。
| 区別 | ガス | コリック(乳児疝痛) |
|---|---|---|
| 泣く時間 | 短時間(数分〜30分) | 1日3時間以上 |
| 頻度 | 授乳前後に不規則 | 週3日以上、3週間以上 |
| 泣き止み方 | おなら/げっぷの後すぐ落ち着く | あやしてもなかなか落ち着かない |
| 時間帯 | 1日中いつでも | 主に夕方〜夜 |
| 始まる時期 | 生まれてすぐ | 生後2〜4週 |
| 改善時期 | 4〜6ヶ月で自然に減少 | 3〜4ヶ月で自然に消失 |
コリックについてもっと詳しく知りたい方は、乳児疝痛ガイドをご覧ください!
ガスドロップとグライプウォーターの使用上の注意
シメチコン ガスドロップ
- 原理:小さなガスの泡を大きな泡にまとめて排出しやすくします
- 安全性:安全性は確認されていますが、科学的な効果はまだ確実に証明されていません
- 効果:赤ちゃんによって効果が異なる場合があります
- 使い方:授乳前後に少量を投与します(製品の説明書を確認してください)
グライプウォーター
- 成分:ハーブエキス(ジンジャー、フェンネルなど)と重炭酸ナトリウムなど
- 注意:科学的に効果が証明されていません
- 危険性:一部の製品はリコールされた事例があります(細菌汚染、異物混入など)
- 推奨:使用前に必ず小児科医に相談してください
その他の効果的な方法
- タミータイム:1日に3〜5分ずつ、数回うつ伏せにすると、腹部の圧力でガスの排出を促します
- 温かいタオルで温める:ぬるま湯で温めたタオルをお腹に当てて筋肉をリラックスさせます(熱すぎないように注意!)
- 抱っこして揺らす:赤ちゃんを抱いて優しく揺らすと腸の動きを助けます
- ホワイトノイズ:「シーッ」という音やドライヤーの音が赤ちゃんを落ち着かせます
病院に行くべき時:危険信号
ほとんどのガスの問題は自宅で対処できますが、以下の症状が見られたらすぐに小児科を受診してください:
- 38°C以上の発熱:感染症の可能性。特に生後3ヶ月未満の赤ちゃんはすぐに救急外来を受診してください
- 血便:腸の異常のサイン
- 持続的な嘔吐:単なる吐き戻しではない噴水状の嘔吐
- 体重増加の停滞:飲む量が著しく減ったり体重が増えない
- 3日以上の便秘:新生児期(特にミルク育児の赤ちゃん)で3日以上便が出ない場合は小児科に相談してください。母乳育児の赤ちゃんは生後6週以降、排便間隔が長くなることがあります
- お腹がますますパンパンになる:腸閉塞の可能性
- 黄色や緑色の嘔吐物:胆汁性嘔吐は緊急事態
- 赤ちゃんがぐったりして反応がない:すぐに救急外来へ
ベビスナでガス・授乳パターンを記録しよう
赤ちゃんのガスの問題を効果的に管理するには、パターンを把握することが大切です。ベビスナアプリで簡単に記録・分析してみましょう!
- 授乳記録:授乳時間、量、種類を記録して、ガスを引き起こすパターンを見つけましょう
- おむつ記録:おなら、排便の回数や状態を記録すると、ガスのパターンが見えてきます
- AI便分析:うんちの写真を撮ると、AIが色や状態を分析して健康上の異常サインをキャッチします
- AI育児相談:ガスに関する気になることをAIチャットボットにいつでも質問できます
- 成長記録:ガスの問題が体重増加に影響していないかトラッキングできます
参考文献



