生後8ヶ月の離乳食スケジュール 1日どう回す? ミルクと食事の流れ
授乳量、もう覚えておかなくて大丈夫
無料で始める「うちの子、1日でいったい何をどれくらい食べさせたらいいの?」。生後8か月ごろになると、こんな悩みがふっと出てきますよね。離乳食は増えてきたけれど、ミルクはいつあげればいいのか、おやつは必要なのか、迷ってしまうものです。でも、そんなに難しく考えなくて大丈夫。この時期の1日のごはんは「献立」より「順番」を決めれば、半分は終わったようなものなんです。
大きな流れはこうです。1日3回の食事の合間に母乳やミルクを置いて、お腹のすく時間ができたらおやつを少し足す。1歳までは母乳や育児用ミルクがまだ頼もしい栄養源なので、よく食べる日が来ても授乳を急にやめる必要はありません。この記事では、1日の順番の作り方から、1食の組み立て方、食べない日の乗り切り方までやさしくお伝えしますね。
順番をひとつ覚えておくとラクです
最初から分単位の表を作る必要はありません。今日すぐ役立つのはひとつだけ、毎日くり返す順番を決めておくことです。「起きたら授乳、少しして朝食、間におやつ、昼食、午後に授乳かおやつ、夕食、寝る前に授乳」。これくらいで十分です。
| 順番 | 内容 | ひとこと |
|---|---|---|
| 1 | 起床後すぐ母乳またはミルク | 夜の間に空っぽなので、まず満たします |
| 2 | 1〜2時間後に朝の離乳食 | おかゆ、卵、やわらかい果物など慣れた組み合わせで |
| 3 | お昼ごろに昼の離乳食 | 午前のおやつや短い授乳で間をつなぎます |
| 4 | 午後の授乳、必要ならおやつ | 次の食事を邪魔しない程度に軽く |
| 5 | 夕方の離乳食 | 家族の食事と近いとくり返しやすいです |
| 6 | 就寝前の母乳またはミルク | 1日を締めくくる授乳です |
昼寝がずれたら、食事も一緒にずれて大丈夫です。1回うまくいかなくても、その回にこだわらず、次の順番から立て直せばいいんです。大人が2人いるなら、ひとりが食べさせて、もうひとりが最後の授乳と食事の時間だけ書いておくと、「あれ、最後にいつ食べた?」という迷いがぐっと減ります。
1日のタイムスケジュール例:生後8か月(2回食)
順番が決まったら、次は時刻を入れてみましょう。厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)では、生後7〜8か月は離乳食が1日2回、母乳や育児用ミルクは離乳食のあとに与え、そのほかに授乳のリズムに沿って、母乳は欲しがるだけ、育児用ミルクは1日3回程度が目安とされています。
下は、朝6時半に起きる赤ちゃんの一例です。時刻はあくまで型なので、起床時間や昼寝に合わせて前後させて構いません。
| 時刻 | 完ミ(育児用ミルクのみ) | 完母(母乳のみ) |
|---|---|---|
| 6:30 | 起床・ミルク① | 起床・授乳① |
| 10:00 | 離乳食① → ミルク② | 離乳食① → 授乳② |
| 14:00 | ミルク③ | 授乳③ |
| 18:00 | 離乳食② → ミルク④ | 離乳食② → 授乳④ |
| 21:00 | ミルク⑤ → 就寝 | 授乳⑤ → 就寝 |

完ミの場合、①③⑤が「離乳食と別の授乳」で1日3回、②④が「離乳食のあとの授乳」にあたります。完母は回数を数えるより、離乳食のあとと、その合間に欲しがったときに、と考えるほうがラクです。
混合の場合は、この表の授乳枠を「まず母乳、足りなければミルクを足す」に置きかえるだけで大丈夫です。枠の数や時刻は変えなくてかまいません。
1日のタイムスケジュール例:生後9〜11か月(3回食)
9〜11か月になると離乳食が1日3回になり、育児用ミルクは離乳食のあとに加えて1日2回程度が目安になります。食事が1回増えるぶん、日中の授乳枠がひとつ減るイメージですね。
| 時刻 | 完ミ(育児用ミルクのみ) | 完母(母乳のみ) |
|---|---|---|
| 6:30 | 起床・ミルク① | 起床・授乳① |
| 8:00 | 離乳食① → ミルク② | 離乳食① → 授乳② |
| 12:00 | 離乳食② → ミルク③ | 離乳食② → 授乳③ |
| 15:00 | 必要ならおやつ | 必要ならおやつ |
| 18:00 | 離乳食③ → ミルク④ | 離乳食③ → 授乳④ |
| 20:30 | ミルク⑤ → 就寝 | 授乳⑤ → 就寝 |
昼寝の回数や長さでこの表は簡単に崩れます。生後8か月ごろの昼寝の目安と、起きていられる時間の考え方は生後8か月の1日のスケジュールと昼寝にまとめてあります。
ミルクは何時に、どれくらいあげる?
時刻が決まると、次に迷うのが1回量です。ここは月齢だけでなく体重で変わるので、一律の数字より計算のほうが早いです。目安としては、離乳食が2回の時期は1日5回前後、3回になると1日5回前後のまま1回量が少しずつ減っていく、という動き方をします。
大事なのは、離乳食が増えた日にミルクを先回りして減らさないことです。まず食べさせて、そのあとに欲しがる分をあげる。この順番にしておくと、減るときは赤ちゃんのペースで自然に減っていきます。
体重から1日の目安量を出したいときは、体重から出す1日のミルク量計算ツールで確認できます。1回量は「1日の目安量 ÷ 授乳回数」で割り出せます。
2回食から3回食へ、いつ切りかえる?
月齢が来たら自動で3回、ではありません。目安は9か月ごろですが、次のような様子が続いているかを一緒に見ます。
切りかえの目安になる様子
- 2回の離乳食をだいたい残さず食べる日が続いている
- 舌でつぶせるくらいのかたさを、もぐもぐして飲み込めている
- 食事の時間に機嫌よく座っていられる
切りかえ方
- いきなり3回にせず、まず夕方の1回を少量から足します
- 増やした回の量は、慣れるまで他の回より少なくて構いません
- 増やして数日、授乳量とおしっこの回数が保てているかを見ます
3回に増やしたあと、ミルクも離乳食もどちらも減ってぐったりして見えるときは、慣れの問題ではなく体調のサインかもしれないので、いったん2回に戻して受診を考えてください。
ミルクと離乳食の割合は、数字にこだわらないで
生後8か月でも9か月でも、3回食べる日が出てきたからといって、授乳を急にやめたり大きく減らしたりする必要はありません。この時期は離乳食が増えても、母乳やミルクがまだ大事なカロリーと栄養の源だからです。だから「何対何」という割合を無理に合わせようとしなくて大丈夫です。
実は赤ちゃんによって進み方は本当にさまざまです。8か月でまだミルク中心の子もいれば、10〜11か月ごろに急に食べることへ関心が強くなる子もいます。どちらも自然なことです。数字より、成長の様子、おしっこ、機嫌や元気、うんちの状態を一緒に見てください。ただし、数日のうちにミルクも離乳食もどちらも大きく減ってぐったりして見えるときは、離乳食への慣れではなく、体調のサインかもしれないので受診を考えましょう。
1食の組み立ては、ここまでシンプルでいい
1食は、主食にたんぱく質、そこに野菜か果物がひとつあれば十分です。おかゆやごはんに卵や豆腐、細かくほぐした肉や魚を足し、やわらかく煮た野菜や果物を添える、という形ですね。毎食、新しいレシピを作って疲れるより、よく食べる定番の組み合わせをくり返すほうが続けやすいです。1週間単位で色々あれば十分です。
新しい食材は、一度にいくつも入れず、ひとつずつにしましょう。そうすれば、もし合わないものがあっても何が原因か分かりやすいからです。手づかみ食べが始まっていれば、スプーンの食事とやわらかい手づかみ食べを一緒に出してもよいです。ただし、丸ごとのぶどう、丸ごとのナッツ、ポップコーン、固い生野菜、大きな果物の塊など、のどに詰まりやすい形は避けるか、形を変えてください。
新しい食べ物のあと、くちびるや顔が腫れる、くり返し吐く、せきがひどくなるときは、その食べ物をやめて反応を別に確認しましょう。そして、薬は家で自己判断で新しく与えず、あらかじめ指示があるときだけそれに従うほうが安全です。
食べない日の、リズムの立て直し方
歯ぐずり、疲れ、軽い風邪、便秘。こうしたことだけでも、1日の食事量はかんたんに揺れます。うちの子だけではありません。こんな日は1回の食事を長く引っ張らず、慣れた食べ物ひとつと負担の少ない食べ物ひとつだけを置いて、食べなければ次の授乳や次の食事に進みましょう。疲れているときほど、少なく用意して早く片づけるほうが、かえってリズムを守りやすくなります。
家で見守ってよいのは、赤ちゃんに元気があって、水分をある程度とれて、おしっこがいつも通り出ているときです。おやつはよく熟した果物、無糖ヨーグルト、やわらかいチーズ、煮た野菜などシンプルなものが実用的で、水はコップで少しずつ練習させればよいです。ただし1歳前は牛乳を主な飲み物にせず、はちみつは1歳まで避け、ジュースや甘い飲み物は無理に与えなくて大丈夫です。
一方で、何日も続けてほとんど食べない、ミルクや水分もうまくとれない、飲み込みにくそう、特定の固さで強くえずく、体重が増えにくい、脱水や元気のなさのサインがあるときは、単なる食べむらと片づけないでください。食べる問題に見えても、実は口の中の痛み、飲み込みの問題、感染、便秘など別の原因が隠れていることがあります。
ベビスナで1日のリズムを整える
- ベビスナに授乳、離乳食、おやつの時間を一緒に残すと、「今お腹がすいているのか、眠いのか」を毎回計算し直さなくてすみます。
- 新しい食べ物のあとの発疹、嘔吐、うんちの変化など迷う反応をすぐメモしておくと、家で推測するだけでなく、次の判断を落ち着いてできます。
- 大人が2人いるなら、ひとりが食べさせて、もうひとりが記録を見て最後の授乳と食事の時間、残りの準備をすぐ引き継げます。
よくある質問
Q: 生後8か月の離乳食スケジュールは、1日どんな流れが目安ですか?
A: 生後8か月ごろは、2回食を基本にして、朝と夕方に離乳食を置く流れが多いです。起床後と就寝前の授乳を残しつつ、昼は母乳やミルクでつなぐと回しやすいことがあります。時間を細かく合わせるより、毎日だいたい同じ順番にすることを優先すると整えやすいです。
Q: 離乳食とミルクの時間は、どちらを先にすればいいですか?
A: 生活リズムに合っていれば、授乳を先にしてから離乳食でも、離乳食のあとに授乳でも大丈夫です。大切なのは、保護者が毎回迷わないように家の型を決めることです。12か月前は、母乳や育児用ミルクを急にやめたり、牛乳に置き換えたりしないようにします。
Q: 食べない日は、量より食事リズムを優先していいですか?
A: 食欲には日ごとの差があります。1回ごとの量だけを気にするより、朝・昼・夕のおおまかな流れを保つほうが続けやすいです。ただし、食べにくそう、飲み込みにくそう、吐く、元気がない、顔やくちびるが腫れるなどの様子がある日は、単なる食べむらとして済ませず相談を考えてください。
Q: 疲れている日は、離乳食をどこまで簡単にしていいですか?
A: 主食、野菜、たんぱく質の3つをざっくりそろえる考え方にするとラクです。毎回新しいメニューにしなくても、おかゆに野菜や豆腐を足す、冷凍ストックやベビーフードを使う、という回し方で十分です。ただし、強くむせる、繰り返し吐く、ぐったりする日は、簡単に済ませながら様子を見るより受診の判断を優先してください。
参考資料

医療上の免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイスに代わるものではありません。赤ちゃんの健康について心配な点がある場合は、必ず小児科専門医にご相談ください。
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