赤ちゃんが熱を出したときの記録メモ 何を書くか、いつ測り直すか、いつ受診するか
赤ちゃんが熱を出したら、まず今すぐ119か、すぐ医療機関へ連絡か、家で記録しながら短く様子を見るかを先に分けます。今すぐ119を考えるのは、息が苦しそう、唇や顔色が青白い、呼びかけても反応がかなり弱い、けいれんが5分以上続く、けいれん後も普段の様子に戻らない、水分が取れずぐったりしているときです。すぐ医療機関に連絡したいのは、生後3か月未満で38.0℃以上、何度も吐く、発疹とともに急に悪くなる、泣いていないのに呼吸が速い、胸やおなかを大きく使って息をしている、8時間以上ほとんどおしっこが出ないときです。どちらにも当てはまらず、あやすと目が合い、少しずつ飲めて、呼吸も落ち着いているなら、記録を取りながら短時間は家で様子を見られることがあります。迷ったら、最後に測った体温と時刻、飲めた量、おしっこの回数を手元に置いて早めに相談してください。
赤ちゃんの発熱で最初の10分に記録すること
最初にすることは3つです。1. 赤ちゃんの呼吸と反応を見る、2. 体温と時刻を1回記録する、3. 水分が少しでも取れるか確かめる、この順番で十分です。長文は要りません。夜中でも続けやすいように、毎回同じ並びで短く残してください。
| まず記録すること | 書き方の例 |
|---|---|
| 測った時刻 | 20:30、23:00、翌2:00 |
| 体温と測り方 | わきで38.4℃、測り直して38.7℃ |
| 機嫌と反応 | 抱っこで少し落ち着く、目は開く、笑顔なし |
| 呼吸の様子 | 普段どおり / 速い / 苦しそう |
| 飲めた量 | 母乳は短め、ミルク60mL |
| おしっこ・うんち | おしっこ2回、色はいつもどおり |
| 吐いたかどうか | 23:10に1回吐いた |
| 薬 | 解熱薬を21:00に使用、量は処方や医師・薬剤師の指示どおり |
付き添う人が2人いるなら、1人は赤ちゃんを見る、もう1人は時刻と飲めた量を書くと止まりにくくなります。紙でもスマホでも、あとで見返せれば十分です。
赤ちゃんの熱は数字だけでなく何を見て受診を考える?
体温の数字だけで急ぎ方は決まりません。先に見るのは、呼吸、反応、飲めるか、おしっこが出ているかです。38℃台でも、水分が取れない、反応が弱い、呼吸が苦しそうなら早めの相談が必要です。反対に、熱があっても、あやすと目が合い、少しずつ飲めて、呼吸が落ち着いているなら、短時間は家で経過を見られることがあります。ただし、泣いていないのに呼吸が速い、胸やおなかを大きく動かす、抱っこしてもぼんやりしているときは、体温の数字に関係なく記録より連絡を優先してください。
赤ちゃんの体温はいつ測り直す? 再検の目安
数分おきに何度も測るより、赤ちゃんを休ませて変化を見たほうが役立ちます。測り直すタイミングは、様子が変わったとき、受診や電話相談の直前、解熱薬を使ったあとに状態を見直したいときです。寝起きや大泣きの直後は高めに出やすいので、少し落ち着いてから測ってください。記録するときは、何℃まで下がったかだけでなく、飲めるようになったか、眠れたか、表情が戻ったかも一緒に残すと判断が早くなります。数字が気になっても、呼吸や反応が悪くなったら再測定より先に相談します。
赤ちゃんは何度から受診? 電話するか出発するかの分け方
迷ったら、この順番で決めます。今すぐ119は、息が苦しい、唇や顔色が青白い、けいれんが5分以上続く、呼びかけても反応がかなり弱い、ぐったりして水分も取れないときです。今すぐ医療機関へ連絡は、生後3か月未満で38.0℃以上、何度も吐く、発疹とともに急に悪化する、呼吸が速い、8時間以上ほとんど尿が出ない、熱が下がっても様子が悪いときです。家で記録しながら見るのは、危険サインがなく、あやすと反応し、少しずつ飲めて、おしっこも出ているときです。ただし、保護者が「いつもと違う」「悪くなっている」と感じるなら、その感覚を後回しにせず相談してください。夜に受診へ向かうか迷うなら、体温の記録より先に、呼吸と反応をもう一度見て決めます。
受診前にまとめると伝わりやすい発熱メモ
電話や受診の前は、最後の体温と時刻、飲めた量、おしっこの回数、呼吸の変化を1画面か1枚にまとめます。「昨日の夜から熱があります」より、「昨日20:30にわきで38.4℃、23:00に38.7℃、ミルクは半分、尿は2回、呼吸は苦しそうではない」と伝えるほうが早く伝わります。母子健康手帳やお薬手帳があれば一緒に持ちます。付き添う人が分かれるなら、1人は赤ちゃんを抱く、1人は記録と保険証類を持つと動きやすいです。家族内のかぜ症状、保育園での流行、最近の予防接種、使った薬の名前と時刻も伝えましょう。薬は自己判断で量を増やしたり、きょうだい用や以前の処方薬を使ったりせず、実際に使った内容だけを正確に伝えてください。
家で様子を見る間に記録を続けるポイント
家で見ると決めたあとも、放っておくのではなく、呼吸、飲める量、おしっこの回数、反応を短く追います。少し眠れても、起こしたときに目が合わない、水分を受けつけない、尿が減っていく、呼吸が速くなるなら、次の記録を待たずに相談してください。逆に、熱があっても、少しずつ飲めて、抱っこで落ち着き、呼吸も普段どおりなら、その経過自体が大事な情報になります。保護者が交代で見るなら、「次に見るのは呼吸とおしっこ」と確認してから交代すると抜けにくいです。
発熱記録を続けやすくするには?
- メモは「時刻→体温→呼吸→飲めた量→おしっこ」の順に固定すると、夜中でも迷いません。
- 受診や電話相談の前は、最後の1回だけでなく、その前後の変化が見えるように2〜3件並べて見せると伝わりやすいです。
- 家族で分担するなら、1人が赤ちゃんを見る、もう1人が記録と持ち物をまとめる形にすると、判断と移動が早くなります。
赤ちゃんの発熱記録でよくある質問
Q: 赤ちゃんが熱を出したら、まず何を記録すればいい?
A: 体温の数字と時刻に加えて、どこで測ったか、機嫌、呼吸、飲めた量、おしっこの回数、吐いたか、使った薬を記録します。最初の1回で全部きれいに書けなくても、呼吸と反応、水分が取れるかは先に残してください。
Q: 赤ちゃんの体温はどのくらいの間隔で測ればいい?
A: 数分おきに繰り返し測るより、まず赤ちゃんを休ませて様子を見ます。測り直すのは、様子が変わったとき、受診や電話相談の前、解熱薬のあとに状態を見たいときが実用的です。呼吸が苦しそう、反応が弱いなどの悪化があれば、測定より相談や受診を優先してください。
Q: 赤ちゃんの熱が下がっても、受診したほうがいいことはある?
A: あります。生後3か月未満で38.0℃以上があった、呼吸が苦しそう、反応が弱い、けいれんがあった、水分が取れない、尿がかなり少ない場合は、いったん熱が下がっても相談が必要です。数字が下がっても、戻り方が悪ければ安心材料にはなりません。
Q: ミルクの量やおしっこも記録したほうがいい?
A: はい。発熱時は、脱水や全身状態をみる手がかりになるため大事です。いつもより飲めない、口の中が乾いている、8時間以上ほとんど尿が出ないときは、体温の経過と一緒に早めに伝えてください。
参考にした情報
医療上の免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイスに代わるものではありません。赤ちゃんの健康について心配な点がある場合は、必ず小児科専門医にご相談ください。
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