生後8ヶ月の睡眠退行:分離不安・ハイハイと睡眠問題の解決法
よく眠っていた赤ちゃんが突然夜中に起きたり、お昼寝を嫌がるようになったら、生後8ヶ月の睡眠退行かもしれません。これは赤ちゃんの脳と体が急速に発達する時期に起こる自然な現象です。大変ですが一時的なものですので、原因を理解して適切に対応すれば、一緒に乗り越えることができますよ。
生後8ヶ月の睡眠退行とは?
睡眠退行とは、よく眠っていた赤ちゃんの睡眠パターンが突然乱れる現象のことです。生後8ヶ月前後に起こる睡眠退行は通常2〜6週間程度続きますが、赤ちゃんによって始まる時期や期間は異なります。
米国睡眠財団(Sleep Foundation)によると、8ヶ月の睡眠退行は一般的に生後8〜10ヶ月の間に発生し、発達の節目と密接に関連しているとのことです。
生後8ヶ月の睡眠退行の主な原因
1. 身体発達の急成長
生後8ヶ月頃、赤ちゃんはさまざまな身体発達を経験します:
- ハイハイの開始:ずりばいや四つん這いハイハイを覚え、夜も練習したがります
- つかまり立ち:新しいスキルを身につける興奮状態が続きます
- お座りの完成:一人で座れるようになると、横になることを嫌がることがあります
2. 分離不安の始まり
生後8ヶ月は分離不安が本格的に始まる時期です。赤ちゃんがママやパパがいなくなっても戻ってくるという概念(対象の永続性)を理解し始めることで、一人でいることへの不安が大きくなります。
3. 歯ぐずり
ほとんどの赤ちゃんは生後6〜10ヶ月の間に最初の歯が生えます。歯茎の痛みは特に夜に悪化することがあり、睡眠を妨げます。
4. 睡眠サイクルの変化
生後8ヶ月の赤ちゃんの睡眠構造が大人に近づくにつれ、睡眠サイクルの間に起きやすくなります。
生後8ヶ月の睡眠退行の症状
以下の症状が複数同時に現れる場合、睡眠退行の可能性が高いです:
- 夜中に頻繁に起きて泣く
- 寝つくまでに時間がかかる
- お昼寝を嫌がる、またはお昼寝が短い
- いつもよりぐずったり機嫌が悪い
- 抱っこしないと再び眠れない
- 早朝に起きて遊ぼうとする
生後8ヶ月の睡眠退行を乗り越える方法
一貫した睡眠ルーティンを維持する
💡 最も大切なのは一貫性です。赤ちゃんが大変そうでも、いつもの睡眠ルーティンを維持してください。- 毎日同じ時間に寝る準備を始める
- お風呂→マッサージ→授乳→読み聞かせなど、予測可能な順序を作る
- 就寝30分前から照明を落とし、静かな環境を作る
日中に十分な練習時間を与える
新しい運動スキルを日中にたっぷり練習させてあげましょう。そうすることで、夜に練習したい衝動が減ります。
- 安全な場所で自由にハイハイさせる
- つかまり立ちの練習ができるよう家具を配置
- タミータイムやプレイタイムを十分に取る
分離不安を和らげる
- いないいないばあで「消えても戻ってくる」概念を教える
- 少しずつ部屋を出て戻る練習をする
- 安心できるぬいぐるみやブランケットを与える(12ヶ月未満は安全に注意)
適切なお昼寝スケジュールの調整
生後8ヶ月の赤ちゃんの推奨睡眠時間:
| 区分 | 推奨時間 |
|---|---|
| 総睡眠時間 | 12〜16時間/日 |
| 夜の睡眠 | 10〜12時間 |
| お昼寝 | 2〜3時間(2回) |
| 活動時間 | 2.5〜3.5時間 |
歯ぐずりのケア
- 寝る前に冷たい歯固めを与える
- 小児科医に相談の上、適切な鎮痛剤を検討
- 歯茎をやさしくマッサージする
やってはいけないこと
睡眠退行期に避けるべき行動:
- 新しい睡眠習慣を作らない:抱っこで寝かしつけ、授乳で寝かしつけなど、新しいパターンを作ると退行が終わっても続くことがあります
- 睡眠トレーニングを始めない:この時期に新しい睡眠トレーニングを始めることはおすすめしません
- 過度に反応しない:赤ちゃんが泣くたびにすぐ駆けつけると、自分で落ち着くことを学びにくくなります
いつ小児科に行くべき?
以下の症状がある場合は、小児科への相談が必要です:
- 睡眠の問題が6週間以上続く場合
- 発熱を伴う場合
- 食欲が著しく低下した場合
- 日中も過度にぐったりしている場合
- 呼吸に問題があるように見える場合
ベビスナで睡眠パターンを管理
睡眠退行期には、赤ちゃんの睡眠パターンを記録・分析することが大切です。ベビスナアプリで簡単に管理できます:
- 睡眠記録:寝た時間、起きた時間、睡眠の質を記録
- 睡眠統計:週間・月間で睡眠パターンを分析
- お昼寝リマインダー:適切なお昼寝時間のアラート設定
- AI育児相談:睡眠に関する疑問を24時間サポート
参考資料:

医療上の免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイスに代わるものではありません。赤ちゃんの健康について心配な点がある場合は、必ず小児科専門医にご相談ください。
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