赤ちゃんの言語発達:喃語から初めての言葉まで月齢別ガイド
公開日: 2026-01-27•最終確認日: 2026-01-27•ベビスナ育児コンテンツチーム•9分 で読めます
赤ちゃんの喃語は生後4ヶ月頃に始まり、初めての言葉は12ヶ月前後に出てきます。多くの親御さんが「うちの子はいつ話すかな?」「言葉が遅いのでは?」と心配されますよね。月齢別の言語発達段階と言葉の遅れのサインをご紹介します。
月齢別言語発達段階
0〜3ヶ月:泣き声とクーイング
この時期の言語発達:
- 泣き声:コミュニケーションの最初の形態
- クーイング:「あー」「うー」のような母音の音
- 社会的微笑:音と一緒に笑う
- 音への反応:声に反応して静かになったり動いたり
親ができること:
- 赤ちゃんにたくさん話しかける
- 赤ちゃんの音に合わせて返答する
- 様々な抑揚で話しかける
4〜6ヶ月:喃語の始まり
この時期の言語発達:
- 喃語開始:「ばば」「まま」のような子音+母音の組み合わせ
- 音の実験:高低、大きさの調節を試す
- 感情表現:喜び、不満を音で表現
- 名前への反応開始:自分の名前に反応し始める
親ができること:
- 喃語を真似て会話のように応答
- 「まんま」「ママ」など簡単な言葉を繰り返す
- 日常を説明しながら話し続ける
7〜9ヶ月:意味のある喃語
この時期の言語発達:
- 多様な喃語:「だだだ」「ばばば」の連続した音
- 抑揚の模倣:親の話し方の抑揚を真似る
- ジェスチャー:手を振る、首を振り始める
- 音と意味の連結:「まんま」=ご飯だと理解し始める
親ができること:
- ジェスチャーと一緒に言葉を教える
- 「バイバイ」と言いながら手を振る
- 物の名前を繰り返し教える
10〜12ヶ月:初めての言葉
この時期の言語発達:
- 初めての言葉:「ママ」「パパ」「まんま」など1〜3語
- ジェスチャー使用:欲しいものを指差す
- 簡単な指示の理解:「おいで」「ダメ」を理解
- 抑揚のある喃語:文のように聞こえる喃語
親ができること:
- 赤ちゃんが指すものの名前を教える
- 短く簡単な文で話す
- たくさん褒めて反応する
13〜18ヶ月:語彙爆発の準備
この時期の言語発達:
- 10〜50語:個人差は大きいが徐々に増える
- 一語文:「まんま」(ご飯ちょうだい)
- 体の部位を指す:「お鼻どこ?」で指す
- 動物の声の模倣:「ワンワン」「ニャー」を真似る
親ができること:
- 絵本を読みながら物の名前を教える
- 赤ちゃんの言葉を広げて返答(「まんま」→「まんま食べたいの?」)
- 歌や童謡を一緒に歌う
19〜24ヶ月:語彙爆発
この時期の言語発達:
- 50〜200語:急激に語彙が増加
- 二語文:「まんま ちょうだい」「ママ 行く」
- 質問開始:「これ何?」とよく聞く
- 代名詞使用:「ぼく」「わたしの」を使い始める
親ができること:
- 質問に丁寧に答える
- 新しい言葉を教え続ける
- たくさん会話する
赤ちゃんの言語発達マイルストーンまとめ
| 月齢 | 言語発達 | 平均語彙数 |
|---|---|---|
| 2ヶ月 | クーイング(「あー」「うー」) | - |
| 4〜6ヶ月 | 喃語開始(「ばば」「まま」) | - |
| 9ヶ月 | 意味のある喃語、ジェスチャー | - |
| 12ヶ月 | 初めての言葉(「ママ」「パパ」) | 1〜3語 |
| 18ヶ月 | 一語文 | 10〜50語 |
| 24ヶ月 | 二語文 | 50〜200語 |
言語発達遅延のサイン
次の症状があれば専門家に相談してください。
月齢別の注意サイン
12ヶ月までに:
- 喃語を全くしない
- 名前を呼んでも反応がない
- 目を合わせない
- ジェスチャー(指差し、バイバイ)をしない
18ヶ月までに:
- 一つも言葉を話さない
- 簡単な指示(「おいで」)を理解しない
- 言葉よりジェスチャーだけに頼る
- 以前言えていた言葉を言わなくなった
24ヶ月までに:
- 15語未満しか話さない
- 二語文を作らない
- 他人の言葉をそのまま繰り返すだけ(反響言語)
- 同年代と交流しない
言語発達を助ける方法
日常でできること
1. 絶えず話しかける
- おむつ替え、食事の時に説明する
- 「おむつ替えようね」「おいしいご飯食べよう」
- 赤ちゃんが見ているものについて話す
2. 赤ちゃんのリードに従う
- 赤ちゃんが興味を示すものの名前を教える
- 赤ちゃんが指さしたら「あ、ワンワンだね!」と反応
- 喃語に会話のように反応する
3. 本を読む
- 毎日絵本を読む
- 絵を指さしながら名前を言う
- 赤ちゃんにページをめくらせる
4. 歌と童謡
- 簡単な童謡を繰り返し歌う
- 手遊び付きの歌
- 真似しようとしたら大いに褒める
5. 返答を待つ
- 質問の後、赤ちゃんが反応する時間を与える
- 赤ちゃんの言葉を広げて返答する
- 話を遮らず最後まで聞く
避けるべきこと
1. スクリーンタイムの制限
- 2歳未満はビデオ通話以外のスクリーンを避ける
- テレビ、スマホは言語発達に役立たない
- 人との交流が最も重要
2. 赤ちゃんの言葉を直さない
- 「みず」を「みじゅ」と言っても「お水飲みたいの?」と自然に
- 間違いを指摘しない
- 正しい発音を聞かせるだけで十分
3. 強要しない
- 「ママって言って」の繰り返し強要を避ける
- ストレスは言語発達に逆効果
- 自然な会話が一番
受容言語 vs 表出言語
言語発達は2つに分けられます。
受容言語(理解する言葉)
- 言葉を聞いて理解する能力
- 大抵は表出言語より先に発達
- 「ボール持ってきて」で持ってくる
表出言語(話すこと)
- 実際に言葉で表現する能力
- 受容言語より遅く発達
- 単語、文を話す
バイリンガル環境での言語発達
バイリンガルの子どもの特徴
- 初期は言語発達が少し遅く見えることがある
- 両言語の語彙を合わせるとモノリンガルの子と同程度
- 言語を混ぜて使うのは正常
- 長期的には認知発達に有益
バイリンガル環境へのアドバイス
- 一貫性を保つ:一人が一つの言語を使う
- 両言語に触れる:十分なインプットが必要
- 比較しない:モノリンガルの子と比べない
- 専門家相談:心配なら バイリンガル専門家に相談
男の子 vs 女の子の言語発達
研究によると:
- 女の子は平均的に言語発達がやや早い
- しかし個人差が性差よりはるかに大きい
- 性別で心配する必要はない
- 継続的な言語刺激が最も重要
言語発達チェックリスト
6ヶ月
- [ ] 音のする方向を見る
- [ ] 喃語を話す
- [ ] 親の感情表現に反応する
12ヶ月
- [ ] 「ママ」や「パパ」のような言葉を言う
- [ ] 簡単な指示を理解する
- [ ] ジェスチャー(指差し、バイバイ)を使う
18ヶ月
- [ ] 10語以上の言葉を話す
- [ ] 体の部位を指せる
- [ ] 簡単な質問を理解する
24ヶ月
- [ ] 二語文を作る
- [ ] 50語以上の言葉を話す
- [ ] 簡単な会話ができる
いつ専門家に相談すべき?
すぐに相談すべき場合:
- 12ヶ月までに喃語がない
- 18ヶ月までに言葉がない
- 24ヶ月までに二語文がない
- 以前話していた言葉を話さなくなった(退行)
- 聴力に問題がありそう
相談できる場所:
- 小児科
- 発達クリニック
- 言語聴覚士
- 聴力検査センター
ベビスナで言語発達を記録
- 初めての言葉記録:初めての「ママ」「パパ」の日付を保存
- 発達日記:新しい言葉や表現を記録
- マイルストーン追跡:言語発達マイルストーンをチェック
- AI相談:言語発達の疑問をAIに質問
参考文献

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