赤ちゃんの五感遊び完全ガイド:月齢別の感覚発達遊びとDIYおもちゃ

公開日: 2025-08-14最終確認日: 2025-08-14ベビスナ育児コンテンツチーム17 で読めます

赤ちゃんが手に触れるものをすべて口に入れたり、床の小さなゴミまで拾い上げたりする姿を見たことがありますよね?これはいたずらではなく、赤ちゃんの脳が一生懸命世界を学んでいる過程なんですよ!生後3年間で、赤ちゃんの脳では毎秒100万以上の新しい神経接続が形成されます。五感遊びは、この神経接続を豊かにする最も効果的な方法です。この記事では、月齢別の五感遊び、おうちで作れるDIY感覚おもちゃ、安全上の注意点まで詳しくご紹介しますね。

五感遊びとは?なぜ大切なの?

五感遊びとは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の5つの感覚を刺激する遊びのことです。単なる楽しい遊びではなく、赤ちゃんの脳の発達に直接影響を与える、科学的に実証された発達促進の方法なんですよ。

五感遊びの脳への効果

  • 感覚刺激が脳の神経細胞間の接続(シナプス)を強化します
  • 生後3年間で脳は成人の約80%まで成長し、感覚体験がこの成長の核となります
  • 繰り返しの感覚遊びは神経経路をより効率的にし、認知能力を向上させます
  • ハーバード大学子どもの発達センターの研究によると、遊びを通じた相互作用が脳の構造を形成します

五感遊びの総合的な効果

  • 認知発達:問題解決能力、記憶力の向上
  • 言語発達:多様な感覚体験が言語習得を促進
  • 運動発達:つかむ、握る、押すなどの微細運動と粗大運動の向上
  • 情緒調整:感覚探索の過程で自己調整能力が発達
  • 社会性:親子で一緒に遊ぶことで絆が深まる
💡 高価な教材や習い事は必要ありません!おうちにある日用品でも素晴らしい五感遊びができますよ。大切なのは「何で」遊ぶかではなく、「一緒に」遊ぶことです。

赤ちゃんの五感発達タイムライン

赤ちゃんの5つの感覚はそれぞれ異なるスピードで発達します。このタイムラインを知っておくと、月齢に合った遊びを選べますよ。

感覚出生時の状態発達の特徴
触覚出生時に最も発達口と手で世界を探索。肌の触れ合いが脳の発達の鍵
聴覚胎内から発達ママの声を認識 → 3ヶ月で音の方向を認識 → 6ヶ月で名前に反応
味覚甘味を好む母乳/ミルクの味を認識 → 6ヶ月で離乳食による多様な味体験
嗅覚出生直後から機能ママの匂いを認識。生後数日で母乳の匂いを区別可能
視覚最も未熟20〜30cm焦点 → 3ヶ月で色の認識 → 6ヶ月で奥行き知覚が発達

0〜3ヶ月:世界との初めての出会い

新生児の視覚は20〜30cmの距離しかピントが合わず、白黒のコントラストに最もよく反応します。触覚と聴覚が主な探索手段ですよ。

視覚遊び

  • 白黒コントラストカード:30cmの距離で見せる(チェック柄、同心円、顔の形)
  • ゆっくり動くモビール:赤ちゃんの目の上20〜30cmに設置
  • お顔を見せる:赤ちゃんにとって最も魅力的な視覚刺激は人の顔です!
  • 2ヶ月から:赤、青などの原色おもちゃで視覚刺激を拡大

聴覚遊び

  • ママ、パパの声で話しかける、歌を歌う
  • やさしい音楽を聴かせる(クラシック、子守唄)
  • ガラガラの音:左右にゆっくり振って音の方向追跡を促す
  • 自然の音:雨の音、鳥のさえずりなど

触覚遊び

  • スキンシップ:カンガルーケア、ベビーマッサージ
  • いろんな布を感じる:やわらかい綿、フワフワのタオル、なめらかなシルク
  • 指つかみ遊び:赤ちゃんの把握反射を活用
  • 沐浴タイム:温かいお湯の感触を楽しむ
💡 新生児は白黒のコントラストに最もよく反応します。高価なカラフルモビールより、白黒カードの方がこの時期は効果的ですよ!

3〜6ヶ月:本格的な感覚探検のスタート

手で物をつかみ始め、何でも口で探索する時期です。色覚も急速に発達して、色の区別ができるようになりますよ。

触感遊び

  • 触感ボール:デコボコのボール、なめらかなボール、やわらかいボールを比べる
  • 触感布:ベルベット、綿、マイクロファイバーなど、いろんな質感の布を触らせる
  • 水遊び入門:沐浴時の水遊び、水に浮くおもちゃをつかむ
  • プチプチ:大きくて安全なエアキャップを触らせる

視覚遊び

  • 鏡遊び:安全な鏡の前で赤ちゃんの表情を観察(自己認識の始まり!)
  • 色の探索:赤、青、黄の原色おもちゃ
  • 追視の練習:おもちゃをゆっくり左右に動かす
  • いないいないばあ:対象の永続性の理解の始まり

聴覚遊び

  • ガラガラを赤ちゃんの手に持たせる(因果関係の学習:振る → 音がする)
  • いろんな音の比較:木のブロックを叩く、紙をくしゃくしゃにする
  • 名前を呼ぶ練習:いろんな方向から名前を呼ぶ
  • 音楽に合わせて体を揺らす

6〜9ヶ月:探索のゴールデンタイム

一人で座れるようになり、両手が自由になります。物をつかんで、移して、叩くなど、積極的な探索が始まりますよ。

水遊び

  • たらいにぬるま湯を入れて手でバシャバシャ水遊び
  • 注ぎ遊び:コップで水をすくって注ぐ(因果関係の学習)
  • 浮くもの vs 沈むものを観察する
  • スポンジを絞る:微細運動の発達に効果的

食べ物遊び

  • 離乳食の時間を感覚探索の機会に!手で食べ物を触らせる
  • バナナやアボカドなどのやわらかい食べ物を手でつぶす
  • 茹でた麺を触る:ツルツルした触感体験
  • いろんな味体験:すっぱい果物、あっさりした野菜、香ばしい穀物

音楽遊び

  • 手作りマラカスを振る(お米やお豆をペットボトルに入れて作る)
  • お鍋と木のスプーンでドラム遊び
  • 音楽に合わせて手拍子
  • いろんなリズムパターンを作ってみる

探索遊び

  • お宝バスケット:いろんな質感の安全な物を入れる(木のスプーン、シリコンカップ、布の端切れなど)
  • 出し入れ遊び:容器に物を入れて出す(対象の永続性の強化)
  • 引き出し開け閉め遊び(安全ロックの確認を!)
💡 離乳食の時間に赤ちゃんが食べ物を手でぐちゃぐちゃにするのは、とても大切な感覚学習です。散らかっても自由に探索させてあげてくださいね!

9〜12ヶ月:積極的な実験家

つかまり立ちやハイハイが上手になり、行動範囲が広がって、より複雑な感覚遊びが可能になりますよ。

メシー・プレイ(散らかし遊び)

  • ヨーグルトお絵かき:ハイチェアのトレイにヨーグルトを広げて指で描く
  • 茹でた麺の触感遊び:つかんで、引っ張って、つぶす
  • ゼリー遊び:食用ゼラチンで作ったゼリーブロックを探索
  • 食用色素で安全な色遊び

砂・穀物遊び

  • お米、大麦、お豆などを大きな容器に入れて手ですくう
  • 隠したおもちゃ探し:お米の中に小さなおもちゃを隠して探す
  • 室内用安全砂で積み上げ、崩し遊び
  • コップですくって移す遊び

積み上げ・分類遊び

  • ブロック積み:まず2〜3個から挑戦
  • カップ重ね:大きさ順に重ねる
  • ボール転がし:いろんなサイズのボールを転がす
  • 質感別分類:やわらかいもの、かたいものに分ける

12〜18ヶ月:創造的表現の始まり

歩き始めて両手が完全に自由になり、道具の使用と創造的な表現が可能になる時期ですよ。

フィンガーペインティング

  • 食用色素+ヨーグルトで安全な絵の具を作る
  • 大きな紙の上に手のひらや指で自由にお絵かき
  • 足の裏スタンプ遊び
  • 大きな筆やスポンジでお絵かき

粘土遊び

  • 手作り粘土:小麦粉+水+塩+サラダ油で安全な遊び粘土
  • こねる、ちぎる、ぺたんこに押す
  • クッキー型で形を抜く
  • 粘土の上にお豆やボタンをギュッと押し込んで飾る

自然探索遊び

  • 公園のお散歩:落ち葉を踏む、石ころを拾う、お花の匂いを嗅ぐ
  • 芝生の上を裸足で歩く:草の上を歩く触感体験
  • 水たまりをバシャバシャ:水しぶきの感覚と音
  • 小枝、松ぼっくりなどの自然物集め

音の探索遊び

  • いろんな材料が入った音の筒を比べる(お米、お豆、鈴など)
  • 簡単な童謡に合わせた手遊び
  • 動物の鳴き声のまね
  • 太鼓、木琴など簡単な楽器の探索

おうちで作れるDIY感覚おもちゃ

高価なおもちゃを買う必要はありません!おうちにある材料で素敵な感覚おもちゃが作れますよ。

センサリーボトル(感覚ボトル)

  • 材料:空のペットボトル+水+ラメ+ビーズ+食用色素
  • キャップをグルーガンでしっかり密封しましょう
  • 赤ちゃんが振ったり眺めたりして視覚・聴覚を刺激
  • 水の代わりにサラダ油を入れると動きが変わって面白いですよ

触感ボード

  • 材料:丈夫な板+いろんな質感の素材(布、スポンジ、紙やすり、プチプチ、鈴など)
  • 素材を板にしっかり貼り付けて赤ちゃんが触れるようにする
  • いろんな触感を一か所で体験できます
  • 取れないようにしっかり接着するのがポイント!

お米のセンサリービン

  • 材料:大きなプラスチック容器+お米+小さなカップ、スプーン、おもちゃ
  • お米の中におもちゃを隠して宝探し遊び
  • カップですくって移す、指でお米にお絵かき
  • お米の代わりに茹でたパスタ、お豆、オートミールもOK

ジップロック・センサリーパック

  • 材料:ジップロック+ヘアジェル(または水のり)+食用色素+ラメ
  • 袋を二重にして、端をしっかりテープで補強
  • 床やハイチェアのトレイにテープで固定
  • 赤ちゃんが押したり動かしたりして、色や形の変化を観察
💡 DIY感覚おもちゃを作る時は、必ず赤ちゃんが開けられないようにしっかり密封して、遊んでいる間は必ずそばで見守ってくださいね!

安全上の注意点

五感遊びは赤ちゃんにとって素晴らしいものですが、安全が最優先です。以下の点を必ず守りましょう。

窒息リスクの予防

  • 直径3.2cm以下の小さなものは絶対に使わない(500円玉より小さいサイズ)
  • お豆、お米、ビーズなど小さな材料を使う時は必ず見守る
  • 口に入れる可能性がある遊び材料は食用のものだけを使用
  • 風船やビニールの切れ端は窒息リスクが非常に高い

無毒性の材料を使用

  • 絵の具や粘土は食用材料で作るか、無毒性の製品を選ぶ
  • 食用色素、小麦粉、塩、サラダ油などで安全な遊び材料を作れます
  • 市販品はSTマークやCEマークを確認
  • 洗剤や化学物質が含まれる材料は絶対に使用しない

遊び環境の安全

  • 水遊び中は絶対に赤ちゃんから目を離さない(2cmの深さでも溺れる危険あり)
  • 遊んだ後の片付けを徹底する
  • 鋭い角がある材料は使わない
  • アレルギーの可能性がある材料(小麦粉、ピーナッツなど)は少量でまずテスト

感覚発達の気になるサイン

ほとんどの赤ちゃんは自然に感覚が発達しますが、以下のようなサインが持続的に見られる場合は専門家に相談することをおすすめします。

注意が必要なサイン

  • 3〜4ヶ月になっても首がすわらない、腕で体を押し上げられない
  • 6ヶ月になっても大きな音に反応しない、音の方向に頭を向けない
  • 特定の触感を極端に嫌がる、または逆に痛みにほとんど反応しない
  • 沐浴やおむつ替えなど日常的な活動でひどく嫌がる
  • 同年齢の赤ちゃんに比べておもちゃへの興味が薄い、口で探索しない
  • 服のタグや特定の生地に極端に敏感に反応する

こんな時は専門家に相談を

  • 上記のサインが一時的ではなく持続的に見られる場合
  • 同年齢のお子さんと比べて発達が著しく遅い場合
  • 日常生活に支障をきたすほどの感覚過敏や鈍感がある場合
  • 小児科、発達専門医、作業療法士に相談しましょう
💡 一時的に1〜2つのサインが見られるのは正常です。複数のサインが持続的に見られ、日常生活に影響がある場合に専門家に相談してくださいね。

ベビスナで発達を記録しよう

赤ちゃんの感覚発達と遊びの記録を残しておくと、成長の全体像が一目でわかりますよ。

  • 発達記録機能:月齢別の発達マイルストーンを記録し、どんな遊びをいつ始めたかを追跡できます
  • AI健康相談:赤ちゃんの感覚発達について気になることがあれば、AIチャットボットにすぐ質問できますよ
  • 成長記録:身長、体重と合わせて発達状況を記録すれば、健診時に先生に正確な情報をお伝えできます

👉 ベビスナ AIチャットボット使い方ガイド

よくある質問

Q: 五感遊びの教室に通わせるべきですか?
A: いいえ、必ずしも必要ではありません。おうちで親御さんと一緒に遊ぶだけでも十分な感覚刺激を与えられますよ。大切なのは「どこで」遊ぶかではなく、親御さんが「一緒に」やり取りしながら遊ぶことです。日用品だけでも素晴らしい五感遊びができます。

Q: 赤ちゃんが遊びの材料を何でも口に入れます。大丈夫ですか?
A: はい、口で探索するのは赤ちゃんの最も自然な学習方法です!赤ちゃんの口の中には大人よりもはるかに多くの感覚受容体があり、口で物を探索することが脳の発達に役立つんですよ。ただし、窒息のリスクがないサイズで、無毒性の材料であることは必ず確認してくださいね。

Q: 感覚遊びは1日どのくらいすればいいですか?
A: 決まった時間はありません。赤ちゃんの興味と体調に合わせて、5分でも十分ですよ。赤ちゃんが興味を示した時に始めて、飽きたりぐずったりしたら自然に終わりましょう。無理に長くするよりも、短くても毎日コツコツ続ける方が効果的です。

Q: メシー・プレイが散らかりすぎて大変です。必ずやるべきですか?
A: メシー・プレイは感覚発達にとても効果的ですが、親御さんがストレスを感じながらやる必要はありませんよ!ハイチェアに座らせてトレイの上だけでやったり、お風呂場でやったりすると片付けが楽になります。ビニールシートを敷いておくのもいい方法です。

Q: うちの赤ちゃんが触感遊びを嫌がります。感覚発達に問題がありますか?
A: 必ずしもそうとは限りません。赤ちゃんによって感覚の好みは異なり、触感は苦手でも音遊びは大好きという赤ちゃんもいます。嫌がる感覚を無理強いせず、好きな感覚遊びから始めて少しずつ範囲を広げていきましょう。ただし、極端な拒否感が続く場合は作業療法士への相談をおすすめしますよ。

参考文献

赤ちゃんの五感遊び完全ガイド:月齢別の感覚発達遊びとDIYおもちゃ

ベビスナでもっと簡単に管理

AI排便分析、授乳・睡眠記録、健康レポートまで1つのアプリで管理できます。