13〜18ヶ月の赤ちゃん発達ガイド:歩行、言葉の爆発、遊び方と発達チェックリスト
お誕生日のお祝いが終わったと思ったら、赤ちゃんの成長スピードに驚く毎日ですよね。昨日までハイハイしていた赤ちゃんが、今日はよちよち歩き、明日は「ママ!」「パパ!」と叫び、あさっては「イヤ!」を覚えます。13〜18ヶ月は、赤ちゃんから「幼児」へと変わる最もドラマチックな時期です。この記事では、粗大運動、微細運動、言語、認知、社会性の各領域の発達マイルストーンと遊び方、そして大切な18ヶ月の発達チェックリストまで詳しくまとめますね。
13〜18ヶ月の発達を一目で
この時期の発達は本当に目を見張るものがありますよ。ただし、すべての発達には個人差がありますので、お子さん自身のペースを大切にしてくださいね。
| 発達領域 | 13ヶ月 | 15ヶ月 | 18ヶ月 |
|---|---|---|---|
| 粗大運動 | つたい歩き、初めの一歩 | ひとり歩き | 走る試み、階段のぼり |
| 微細運動 | 積み木2個積む | スプーン使用の試み | 積み木3〜4個、なぐり描き |
| 言語 | 1〜3語 | 3〜10語 | 10〜50語、二語文の始まり |
| 認知 | 隠した物を見つける | 体の部位を指差す | 見立て遊び、型はめ |
| 社会性 | 分離不安のピーク | 注目を引こうとする | 「イヤ!」自律性、かんしゃく |
粗大運動の発達:歩くから走るまで
この時期で最も目立つ変化は「歩くこと」ですよね。ほとんどの赤ちゃんが15ヶ月までにひとり歩きができるようになります。
13〜14ヶ月:はじめの一歩
- 家具や壁につかまって移動しながら、1〜2歩の独立歩行が始まる
- 転ぶのは当たり前!おむつがクッションになってくれますよ
- 足が内側や外側を向くことがありますが、ほとんどは自然に直ります
15〜16ヶ月:安定した歩行
- 自信を持ってひとりで歩き始める
- 物を持ちながら歩ける
- 体を曲げて床の物を拾える
- ボールを蹴ろうとする
17〜18ヶ月:走ることと登ること
- 速歩きまたは走る試み
- 手すりにつかまって階段を一段ずつのぼる
- ソファや椅子によじ登る
- 音楽に合わせてダンス!
粗大運動を促す遊び
- 押して歩くおもちゃ(おもちゃのカート、手押し車)
- ボール転がし、蹴り遊び
- 広い場所で自由に歩く・走る
- 低い滑り台、トンネルくぐり
- お気に入りの曲に合わせてダンスパーティー
微細運動の発達:積む、描く、スプーンを持つ
指先の精密な動きが急速に発達する時期です。微細運動の発達は、後の文字を書くこと、お箸を使うことなどの基礎になりますよ。
この時期の微細運動マイルストーン
- 積み木を2〜4個積む
- クレヨンや鉛筆でなぐり描き
- 絵本のページをめくる(一度に数ページ)
- スプーンですくって食べようとする(散らかっても大丈夫!)
- 両手でコップを持って飲む
- 小さな物を親指と人差し指でつまむ(ピンサーグラスプ)
- 容器に物を出し入れする
微細運動を促す遊び
- 積み木遊び:積んでは崩すを繰り返し
- 大きなクレヨンで紙に自由になぐり描き
- シール遊び:大きなシールから始める
- 大きなビーズの紐通し(必ず一緒に!)
- 粘土遊び:こねる、ちぎる、平らにする
- 水の注ぎ遊び:コップからコップへ
言語発達:言葉の爆発の始まり
13〜18ヶ月は「語彙爆発」が始まる時期です。最初は1〜2語から始まりますが、18ヶ月前後で急に語彙数が増えるお子さんが多いですよ。
言語発達の流れ
- 13ヶ月:「ママ」「パパ」以外に1〜3個の意味のある言葉
- 15ヶ月:3〜10語、簡単な指示の理解(「ボール持ってきて」「座って」)
- 18ヶ月:10〜50語、二語文の始まり(「ママ、水」「もっと ちょうだい」)
理解言語 vs 表出言語
- この時期のお子さんは、話せる言葉よりもはるかに多くを理解しています
- 18ヶ月のお子さんは約200〜300語を理解しますが、表現できるのは10〜50語程度
- 「理解しているけど話さない」のは正常なことです
言語発達を促す方法
- 一日中話しかける:「今おむつ替えるね」「ごはんの時間だよ」
- お子さんが指差したものに名前をつける:「あ、ワンワンだね!ワンワンいるね」
- 絵本の読み聞かせ:1日15分で十分効果があります
- お子さんの喃語に返事をする:会話の基本を学びます
- 歌と童謡:繰り返しのリズムが言語習得を助けます
- テレビや動画の視聴は制限する:AAPは18ヶ月未満の画面視聴を推奨していません
認知発達:世界を理解する小さな科学者
この時期のお子さんは単に見たり聞いたりするだけでなく、世界のルールを理解し始めますよ。
認知発達マイルストーン
- 物の使い方の理解:電話は耳に当てる、ブラシは髪に当てる
- 見立て遊びの始まり:お人形にごはんをあげる、ぬいぐるみを寝かせる
- 型はめ:簡単な図形パズル(丸、三角、四角)
- 体の部位の指差し:「お鼻はどこ?」→ 鼻を指す
- 隠した物を見つける:タオルの下に隠したおもちゃを見つける(対象の永続性)
- 簡単な因果関係の理解:ボタンを押す → 音が鳴る
認知発達を促す遊び
- ごっこ遊び:おままごと、お医者さんごっこ、電話ごっこ
- 型はめパズル
- 絵本の中の物探し:「ワンワンはどこ?」
- かくれんぼ:おもちゃを隠して探す
- カップの中にボールを隠す:「どこにあるかな?」
- 大きさ、形、色別の分類遊び
社会性・情緒の発達:「イヤ!」の始まり
13〜18ヶ月は自我が芽生える時期です。「自分」という存在を認識し始め、自己主張と感情表現が強くなりますよ。
自律性の発達
- 「イヤ!」「しない!」が増えるのは自我が健やかに発達しているサイン
- 自分でやりたがる欲求の増加(着替え、スプーンの使用など)
- 所有欲:「ぼくの!」「わたしの!」が出てくる
- 選びたがる:2つの選択肢から選ばせると満足感が高まります
かんしゃくの始まり
- この時期のかんしゃくは正常な発達過程です
- 原因:言いたいことを言葉で表現できない苛立ち
- 対処法:気持ちを認める(「悔しかったね」)、安全を確保して見守る、落ち着いてから話す
- かんしゃくのたびに要求を叶えると、かんしゃくが強化されることがあります
社会性の発達
- 並行遊び:他の子のそばで各自遊ぶが、一緒には遊ばない
- 共感の芽生え:他の子が泣くと心配そうな顔をする
- 親の感情を読む:パパやママが悲しそうだと近づいて慰めようとする
- 分離不安:まだ見られるが、親が必ず戻ることを徐々に理解する
18ヶ月の発達チェック:必ず確認すべきリスト
18ヶ月は発達スクリーニングが行われる非常に重要な時期です。日本では1歳半健診(法定健診)、アメリカではAAP推奨の発達検査と自閉症スクリーニングが実施されますよ。
18ヶ月までに確認すべき発達マイルストーン
- ひとり歩きができる
- 意味のある言葉が最低6語以上
- 指差しで興味のあるものを見せる
- 身近な物の使い方を知っている(電話、スプーンなど)
- 簡単な指示を理解して従う
- 他の人の行動をまねする
注意が必要なサイン(レッドフラッグ)
- 18ヶ月までにひとり歩きができない
- 意味のある言葉がない(6語未満)
- 指差しをしない
- 目が合わない、または少ない
- 名前を呼んでも反応しない
- 以前できていたことができなくなる(発達の退行)
- 同年齢の子どもに興味がない
睡眠:お昼寝1回への移行
この時期、多くのお子さんがお昼寝を2回から1回に減らす移行期を迎えますよ。
睡眠ガイド
- 総睡眠時間:1日11〜14時間(お昼寝含む)
- お昼寝:1回、1.5〜3時間(主にお昼ごはんの後)
- 夜の睡眠:10〜12時間
- 移行時期:ほとんどのお子さんが14〜18ヶ月の間
お昼寝移行のコツ
- 急に変えずに、午前のお昼寝を少しずつ遅らせて自然に1回へ移行
- 移行期は日によって1回の日と2回の日があっても大丈夫
- お昼寝が減ったら、夜の就寝時間を30分ほど早めてみる
- 移行期間は通常2〜4週間ほど
栄養:家族の食事への移行
12ヶ月を過ぎると、離乳食から家族の食事への移行が始まります。偏食が始まる時期でもありますよ。
食事ガイド
- 1日3回の食事+2〜3回のおやつ
- 母乳やミルクから牛乳への移行(1日400〜500ml)
- さまざまな食感とサイズの食べ物を提供
- スプーンとフォークの練習(散らかっても許容!)
- 家族と一緒に食卓で食事をする
偏食への対処法
- 新しい食べ物は10〜15回の露出が必要 — 1〜2回拒否されても諦めないで
- 好きな食べ物と新しい食べ物を一緒に出す
- 無理強いせず、お子さんが自分で選べるようにする
- パパやママがおいしそうに食べる姿を見せる(モデリング)
- 食べ物で遊ぶことも許容(感覚探索の一部)
ベビスナで発達を記録しよう
13〜18ヶ月は発達が急速に進む時期だからこそ、体系的な記録が大切ですよ。
- 発達マイルストーン記録:初めての一歩、初めての言葉、初めての二語文など、大切な発達の瞬間を記録しましょう
- 成長記録:身長・体重を記録すると成長曲線が自動表示されます。18ヶ月健診時に正確なデータをお伝えできますよ
- AI健康相談:発達について気になることがあれば、AIチャットボットにいつでも質問できます
よくある質問
Q: 15ヶ月ですがまだ歩きません。心配すべきですか?
A: ほとんどのお子さんは9〜18ヶ月の間に歩き始めます。15ヶ月でまだ歩かなくても、つかまり立ちやつたい歩きができていれば大きな心配はいりませんよ。ただし、18ヶ月までにひとり歩きができない場合は、小児科への相談をおすすめします。遅く歩き始めたお子さんも、ほとんどが問題なく追いつきますよ。
Q: 18ヶ月ですが言葉が5語もありません。大丈夫ですか?
A: 言語発達は個人差が最も大きい領域です。ただし、18ヶ月で意味のある言葉が6語未満で、指差しもしない場合は、発達の専門家に相談されることをおすすめします。理解力(受容言語)は発達しているのに表現だけ遅いケースも多いので、専門家の正確な評価が大切ですよ。
Q: かんしゃくがひどいのですが、どう対処すればいいですか?
A: この時期のかんしゃくは、お子さんが言いたいことを言葉で表現できない苛立ちから生まれます。気持ちを認めて(「悔しかったんだね」)、危険がなければ安全に見守りましょう。落ち着いた後に短く簡単に話してあげてください。かんしゃくのたびに要求を叶えると、かんしゃくが強化される可能性があるので気をつけてくださいね。
Q: お昼寝を1回に減らす時期はいつですか?
A: ほとんどのお子さんは14〜18ヶ月の間に自然に移行します。午前のお昼寝を嫌がったり、お昼寝をすると夜なかなか寝なくなったりしたら移行のサインです。急に変えずに、午前のお昼寝を10〜15分ずつ遅らせて、お昼ごはん後の1回に自然に移していきましょう。
Q: 偏食がひどくて栄養が心配です。
A: 12〜18ヶ月の偏食はとても一般的な発達の一過程です。以前は何でも食べていたのに急に拒否するのもよくあることですよ。新しい食べ物は10〜15回以上繰り返し出すことで受け入れられるケースが多いです。無理強いせず、家族で楽しく食事をする雰囲気を大切にしてくださいね。極端な偏食が1ヶ月以上続く場合は、小児科に相談しましょう。
参考文献



