新生児の最初の1週間ガイド:退院後の授乳・睡眠・健康チェック総まとめ

公開日: 2026-03-08最終確認日: 2026-06-26ベビスナ育児コンテンツチーム16 で読めます

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ようやく赤ちゃんを抱いて家に帰り、玄関のドアを閉めたとたん、「えっ、これからこの小さな命を、わたしひとりで守るの?」と頭が真っ白になりますよね。病院では看護師さんがいつもそばにいてくれたのに…。でも、どうか安心してくださいね。最初はみんな同じ気持ちなんです。最初の1週間は、実は難しいことではなくて、しっかり飲ませて、よく眠らせて、赤ちゃんをよく見てあげる。それがすべてなんですよ。1日8〜12回の授乳も、16〜17時間の睡眠も、はじめに体重が少し減ることも、知ってみればぜんぶ正常なこと。ひとつずつ、ゆっくり一緒に見ていきましょうね。

家に帰った初日、まず何から?

赤ちゃんを連れて帰る初日は、うれしさと緊張で手が震えてしまうものですよね。大げさに考えず、これだけ整えてみましょう。

おうちの環境づくり

  • 室温は22〜24度、湿度は50〜60%くらいに
  • ベビーベッドには硬めのマットレスだけ。掛け布団や枕、ぬいぐるみは外しておきましょう
  • 授乳グッズ(授乳クッションやミルク・哺乳瓶)がそろっているか確認
  • おむつ、おしりふき、着替えは手の届く場所に

初日にやること

  • 小児科の初回受診を予約(退院後2〜3日以内がおすすめです)
  • 体温の測り方に慣れておく。わきの下は36.5〜37.5度が正常ですが、実は生後3ヶ月未満は直腸体温(肛門での測定)がいちばん正確なんです。わきの下は実際より少し低く出ることがありますよ。
  • 授乳記録をスタート(時間、量、おむつ交換の回数)
  • 赤ちゃんの肌の色、呼吸、泣き声を見てあげる
💡 退院後48〜72時間以内に一度小児科を受診することが、とても大切です。とくに黄疸、体重の変化、授乳がうまくいっているかを見てもらいましょうね。

授乳:どれくらい、どうやって?

最初の1週間の授乳は、これからの赤ちゃんの健康の土台になるので、いちばん気になるところですよね。

母乳育児

  • 1日8〜12回、2〜3時間おきに飲ませます
  • 片方の胸に10〜20分ずつ、左右交互に
  • 出産後3〜5日間に出る黄色い初乳は免疫物質がたっぷりなので、ぜひ飲ませてあげましょう
  • 赤ちゃんが4時間以上眠っているときは、起こしてでも飲ませます
  • 口をもぐもぐ動かす、手を口に持っていく、頭を左右に振る…これは「おなかすいたよ」のサインです

ミルク育児

時期1回あたり1日の回数
生後1〜2日10〜20mL8〜12回
生後3〜4日30〜40mL8〜10回
生後5〜7日50〜70mL7〜8回
💡 「こんなに少なくて足りるの?」と思いますよね。新生児の胃は、はじめはさくらんぼ(5〜7mL)くらい。それが1週間であんず(45〜60mL)くらいに大きくなります。少しずつ頻繁に飲むのが、ごく正常なんですよ。

うまく飲めているサイン

  • 1日6回以上おしっこのおむつが出る(生後4日目から)
  • 1日3〜4回以上うんちが出る
  • 飲んだあと、満足そうな表情をする
  • 生後10〜14日以内に出生体重に戻る

睡眠:1日16〜17時間眠ります

正常な睡眠パターン

  • 1日の総睡眠時間は16〜17時間ほど
  • 一度に眠るのは2〜3時間で、まだ昼夜の区別はありません
  • 睡眠サイクルが約50分と、大人(90分)より短いんです

新生児は、まだ昼と夜の区別がつきません。だからこの時期は、赤ちゃんのリズムに合わせてあげるのがいちばん。ねんねトレーニングはまだ早すぎますよ。夜中に何度も起きても「わたしのやり方が悪いのかな」と責めないでくださいね。そういう時期なんです。

安全に眠らせるために

米国小児科学会(AAP)の安全な睡眠ガイドラインは、とてもシンプルです。

  • 必ず仰向けで寝かせる(うつ伏せ寝はしないでくださいね)
  • 硬めのマットレスの上に寝かせる
  • 寝具、枕、ぬいぐるみは置かない
  • 親と同室、別ベッドで(最低6ヶ月間)
  • 室温は20〜22度に、暑すぎないように

昼と夜の区別を少しずつ

  • 昼間は明るくして、生活音もそのままに
  • 夜は暗く静かに、授乳のときも照明はできるだけ抑えて
  • 生後2〜3週間から、少しずつ昼夜のリズムがついてきます

へその緒ケア:乾かすのがコツ

基本のこと

WHOと日本小児科学会がすすめるのは、清潔に、そして乾いた状態に保つこと。

  • へその緒は通常7〜21日のあいだに自然に取れます
  • アルコール消毒よりも、乾かしておくほうが効果的なんです
  • おむつをへその下に折って、おしっこで濡れないようにしましょう

こうしてあげましょう

1. 沐浴のとき

  • へその緒が取れるまでは部分浴(スポンジバス)にします
  • 濡れたら、きれいなガーゼで優しくトントンと乾かします

2. おむつ交換のとき

  • おむつの前側を折って、へそが空気に触れるように
  • うんちやおしっこがついたら、きれいな水で拭いて乾かします

3. こんなときは小児科へ

  • へその周りが赤く腫れる
  • 嫌なにおいのする分泌物が出る
  • 出血が止まらない
  • 3週間たっても取れない

黄疸:こう見てあげましょう

新生児黄疸は正期産児の60%、早産児の80%にみられるほど、とてもよくあることなんです。だから赤ちゃんが少し黄色くなっても、あまり驚かないでくださいね。

ただの黄疸?それとも見てあげたい黄疸?

区分生理的黄疸(よくある)病的黄疸(よく見て)
出るとき生後2〜3日生後24時間以内
ピーク生後4〜5日急速に上がる
消えるとき1〜2週間で自然に2週間以上続く
対処しっかり飲ませればOK光線療法が必要なことも

自宅で見る方法

  • 自然光の下で赤ちゃんの肌を見てあげます
  • 指でおでこや鼻を軽く押して離し、黄色っぽさがあるか見ます
  • 白目が黄色くなっていないかも確認します
  • 黄色味が顔から胸、お腹、足へと下に広がっていくと、数値が上がっているサインです
💡 黄疸をやわらげるいちばんの方法は、実はしっかり飲ませることなんです。1日8〜12回以上しっかり飲ませると、ビリルビンの排出を助けられますよ。

体重:はじめは少し減ります

正常な体重の変化

  • 生後最初の3〜5日は、出生体重の5〜10%が減ります(生理的体重減少といいます)
  • 胎便が出て、体の水分が減り、まだ飲む量に慣れている途中だからなんです
  • 生後10〜14日には、また出生体重に戻ります
  • そのあとは、1日平均20〜30gずつぐんぐん増えていきます

こんなときは心配を

  • 体重の減りが10%を超えたとき
  • 生後2週間たっても出生体重に戻らないとき
  • 体重が減るとともに、ぐったりして授乳を拒否するとき

おむつで健康チェック

新生児のおしっことうんちは、しっかり飲めているかを教えてくれる大切なサインです。おむつを替えるたびに、ちょっと見てあげましょうね。

日別おむつガイド

生後おしっこうんちうんちの様子
1日目1〜2回1〜2回胎便(黒色/濃い緑色、粘り気あり)
2日目2〜3回1〜2回胎便から移行便へ
3〜4日目3〜4回3回以上移行便(茶褐色がかった緑色)
5〜7日目6回以上3〜4回以上母乳便(黄色、つぶつぶ) / ミルク便(薄黄〜薄茶色)

うんちの色が教えてくれること

  • 黒色や濃い緑色(胎便):生後1〜3日、正常です
  • 茶褐色がかった緑色(移行便):生後3〜5日、正常に移り変わっている途中です
  • 黄色でつぶつぶ(母乳便):母乳を飲む赤ちゃんの正常なうんちです
  • 薄黄〜薄茶色(ミルク便):ミルクを飲む赤ちゃんの正常なうんちです
  • 白色や灰色:胆道閉鎖症の可能性があるので、すぐに病院へ
💡 うんちの色が気になって心配なときは、ベビスナのAI便分析で写真を1枚撮ってみてください。すぐに状態を確認できますよ。

沐浴:最初の1週間はこうします

最初の1週間の沐浴の原則

  • へその緒が取れるまでは、部分浴(スポンジバス)だけにします
  • 毎日入れなくても大丈夫。2〜3日に1回で十分です
  • 沐浴は5〜10分以内に短く(体温が下がらないように)
  • お湯の温度は37〜38度、肘の内側で確かめます

スポンジバスの手順

1. まず準備するもの

  • ぬるま湯、柔らかいタオル2〜3枚、ベビーソープ、着替え、きれいなおむつ

2. 拭く順番

  • 顔から頭、胴体、手足、最後におむつ周り
  • 顔はお湯だけで優しく
  • 首、わきの下、股のしわは丁寧に

3. 拭き終わったら

  • 柔らかいタオルでトントンと水気を取る
  • 無香料の低刺激の保湿剤を塗ってあげて
  • 湯冷めしないよう、すぐに服を着せます
💡 毎日同じくらいの時間に沐浴すると、赤ちゃんが自然と生活リズムをつかむのに役立ちますよ。

こんなときはすぐ病院へ

次の症状が見られたら、ためらわずすぐに小児科または救急外来を受診してくださいね。

すぐ受診が必要なとき

  • 発熱:わきの下の体温が38度以上(新生児の発熱は緊急事態です。生後3ヶ月未満の発熱は、敗血症や髄膜炎などの重い感染症のサインのことがあります)
  • 低体温:体温が36度未満
  • 呼吸異常:1分間に60回以上の速い呼吸、胸の陥没、鼻翼呼吸、うなり声
  • 授乳拒否:連続2回以上飲まない、吸えない
  • ぐったり:起こしても反応がない、力が入らない
  • けいれん:手足が硬くなる、繰り返し震える
  • 脱水のサイン:6時間以上おしっこが出ない、涙のない泣き声、唇の乾燥
  • うんちの色の異常:白色や灰色のうんち(胆道閉鎖症の疑い)
  • へその感染:へその周りのひどい赤み、腫れ、悪臭

24時間以内の受診が必要なとき

  • 黄疸が急に悪化する(胸やお腹まで黄色くなる)
  • 授乳量がいつもの半分以下に減る
  • 体重の減りが10%以上
  • 嘔吐を繰り返す(授乳後の噴水のような嘔吐)

ベビスナで最初の1週間を記録しよう

退院後の最初の1週間は、記録しておくだけで気持ちがぐっとラクになりますよ。寝不足の頭でぜんぶ覚えておこうとせず、ベビスナにさっと書いておきましょうね。

  • 授乳記録:母乳・ミルクの時間と量を一目で見て、1日8〜12回のパターンを確認できます
  • 睡眠記録:赤ちゃんの睡眠を自動で分析して、16〜17時間眠れているか見られます
  • おむつ記録:おしっことうんちの回数や色を書いて、授乳がうまくいっているか簡単に把握できます
  • AI便分析:うんちの写真を撮ると、AIが色と状態をすぐ分析して、異常がないか教えてくれます
  • 成長記録:体重の変化をグラフで見ながら、減って回復する過程を追えます
  • AI育児相談:夜中に気になることが出てきたら、AIチャットボットにすぐ聞けます
💡 小児科を受診するとき、ベビスナの記録を見せると、お医者さんが赤ちゃんの状態をずっと正確に把握できますよ。

よくある質問(FAQ)

Q: 退院後、小児科の初回受診はいつ受けるべきですか?
A: 退院後48〜72時間(2〜3日)以内の受診が推奨されます。この受診で黄疸の数値、体重変化、授乳状態を確認してもらうことが大切ですよ。

Q: 新生児は1日に何回授乳すればいいですか?
A: 最初の1週間は1日8〜12回、2〜3時間おきに授乳します。赤ちゃんが4時間以上眠っている場合は起こして授乳しましょう。母乳の場合は片方の胸を10〜20分ずつ、左右交互に飲ませます。

Q: 出生後に赤ちゃんの体重が減りましたが大丈夫ですか?
A: 生後最初の3〜5日に出生体重の5〜10%が減る生理的体重減少は正常です。通常は生後10〜14日以内に出生体重に戻ります。ただし減少が10%以上、または2週間までに回復しない場合は受診が必要です。

Q: どんな症状があればすぐに病院へ行くべきですか?
A: わきの下の体温が38度以上の発熱、36度未満の低体温、1分間に60回以上の呼吸、連続2回以上の授乳拒否、ぐったり、けいれん、白色や灰色のうんちが見られたらすぐに小児科または救急外来を受診してください。生後3ヶ月未満の発熱は緊急事態です。

参考文献

新生児の最初の1週間ガイド:退院後の授乳・睡眠・健康チェック総まとめ

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