赤ちゃんの睡眠中の行動:いびき・寝言・夜驚症、正常かチェックする方法
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無料で始める夜中に赤ちゃんが急にグーグーいびきをかいたり、何かもごもご寝言を言ったり、寝ていたかと思うと突然叫び声を上げて起きたり…。そんなとき、ドキッとして「うちの子、どこか悪いのかな」と不安になりますよね。でも、どうか気を張りすぎないでください。寝ているときに変わった音や行動を見せる赤ちゃんは本当に多くて、2人に1人くらい(約50%)は一度は経験することなんです。しかも、そのほとんどは成長とともに自然に消えていく正常な過程。ただし中には、いびきがひどい睡眠時無呼吸や夜驚症のように、一度よく見てあげたほうがいいものもあります。今日は、赤ちゃんが寝ているときに見せるいろいろな様子を一つずつ取り上げて、どれは安心していいか、どれは受診したほうがいいかをお伝えしますね。
寝ているときの音、ほとんどは正常です
新生児や小さな赤ちゃんは、思っているよりずっとにぎやかに眠ります。びっくりするほどいろんな音を立てるのですが、これは呼吸の通り道や消化器がまだ育っている途中だからなんです。大人のように静かに眠る方法を、まだ知らないだけなんですね。
いちばん多いのはうなり声です。おなかに力を入れる筋肉が未熟なので、うんちのときに「ん〜っ」といきむのですが、本人はいたって平気。鼻が狭いために出るフガフガという音、寝ながらすすり泣いたりため息をついたりするのも、ぜんぶ自然なことです。また、速く何度か呼吸したあと10秒以内に少し止まって、また呼吸し始めることもあります。これも神経系が育っていく正常な過程なので、驚かないでくださいね。
💡 こうした睡眠音は、ほとんどが生後3〜4ヶ月になると自然に減っていきます。新生児期に「こんなにうるさく寝て大丈夫?」と思うほど音を立てるのは、とてもよくあることですよ。いびき、そのままでも大丈夫?
いびきは、ママがいちばん心配する音の一つですよね。小児の約10〜12%が習慣的にいびきをかきますが、そのうち1〜3%くらいが、寝ている間に呼吸が止まる睡眠時無呼吸に関係しています。ですから、いびき=すべて問題というわけではないのですが、なぜかくのかを知っておくと、ぐっと気持ちが落ち着きますよ。
いちばん多いのは、単なる鼻づまりです。風邪やアレルギーで鼻が詰まったり、お部屋が乾燥していたりすると、一時的にいびきをかくことがあります。この一時的な鼻づまりには、鼻づまり対策ガイドを参考にして解消してあげるとよいですよ。もう少し長く続く原因としては、扁桃やアデノイドが大きくなっている場合があります。ふつう2〜6歳でいちばん大きく育ち、これが気道を狭めていびきや睡眠時無呼吸を引き起こします。そのほか、首まわりに脂肪がついて気道が狭くなったり、近年は小さな子にも増えているアレルギー性鼻炎が原因になったりすることもあります。
ふつうのいびき vs 気をつけたいいびき
| 区分 | 正常(経過観察) | 異常(受診が必要) |
|---|---|---|
| 頻度 | 風邪の時にたまに | 週3回以上持続 |
| 音の大きさ | 静かな鼻づまり音 | 部屋の外まで聞こえるほど大きい |
| 呼吸パターン | 規則的 | 呼吸が止まる、あえぐ |
| 睡眠の質 | よく眠り、すっきり起きる | 寝返りが多く、朝起きにくい |
| 日中の行動 | 通常の活動 | 過度な眠気、イライラ、口呼吸 |
では、どんないびきが危険なサインなのでしょう。次のような様子が一つでも見られたら、小児科か耳鼻咽喉科を受診してください。寝ている間に10秒以上呼吸が止まる瞬間があったり、あえいだりゼーゼー詰まるような音がしたり、呼吸のたびに胸がへこんだりするときです。寝ながら汗をびっしょりかいたり、おむつがとれていた子がまた夜におねしょをし始めたり(重い気道のふさがりのサインのことがあります)、朝なかなか起きられず日中もぐったり眠そうなのも、このリストに入ります。
💡 赤ちゃんのいびきが心配なら、寝ている様子を動画で撮影して受診のときに見せましょう。言葉で説明するより、お医者さんがずっと正確に判断できますよ。寝言や寝ながら笑うのも、心配いりません
寝ている赤ちゃんが急に何かもごもご言うと、かわいくもあり、ちょっと不安にもなりますよね。でも赤ちゃんの寝言は、育ちざかりの脳が見せる、ごく自然なことなんです。2〜12歳の子にとても多く、特別な治療もいりません。ふつうは数秒から30秒ほどぶつぶつ言って終わり、睡眠のどの段階でも起こりますし、翌朝には本人はまったく覚えていません。
夜によって、いつもより増える日もあります。寝言は、睡眠が足りなかったり疲れがたまっていたり、ストレスや興奮があった日、熱があるとき、日中に新しいものをたくさん見聞きした日に増えやすいんです。ですから、最近寝言が増えたなと思ったら、「ちょっと疲れていたかな、刺激が多かったかな」と振り返ってみてくださいね。
そして、寝ながらにっこり笑う姿は、何度見てもたまらなくかわいいですよね。これは夢を見るREM睡眠中に起こる反射的な反応で、特に新生児期によく見られます。脳が活発に育っている良いサインなので、思いきり愛でてあげてください。
💡 ただし、寝言が非常に頻繁で、手足が激しく動いたり、いびきを伴ったりする場合は、一度小児科に相談しましょう。睡眠障害のサインかもしれないからです。夜驚症:悪夢とはちょっと違います
寝ている子が急に叫び声を上げてパニックになる姿を見ると、親としては本当に心臓が止まりそうになりますよね。これが夜驚症です。ふつう入眠後2〜3時間ほどたった深い眠り(ノンREM睡眠)の段階で起こり、主に2〜12歳に見られ、約3〜6%の子が経験します。怖い夢を見る悪夢とよく似て見えますが、実はかなり違うので、下の表で違いを整理しますね。
夜驚症と悪夢、こんなに違います
| 区分 | 夜驚症 | 悪夢 |
|---|---|---|
| 発生時間 | 入眠後2〜3時間(睡眠前半) | 明け方(睡眠後半、REM睡眠中) |
| 睡眠段階 | ノンREM睡眠(深い睡眠) | REM睡眠(夢を見る睡眠) |
| 子どもの状態 | 目は開いているが実際には起きていない | 完全に目が覚める |
| 反応 | 親を認識せず、なだめられない | 親に抱きつき、慰めを求める |
| 記憶 | 翌日全く覚えていない | 怖い夢の内容を覚えている |
| 持続時間 | 5〜30分 | 目が覚めればすぐ終わる |
| 身体症状 | 瞳孔散大、発汗、脈拍増加 | 動悸程度 |
夜驚症のときの対処法
夜驚症の真っ最中は、まず安全が第一です。子どもが暴れてぶつかってケガをしないよう、まわりの危ないものを片づけてあげてください。そして無理に起こそうとせず、静かに見守りましょう。なぜなら、ほとんどの場合5〜30分ほどで子どもは自分から再び眠りにつくからです。そばで「大丈夫だよ」とやさしい声で語りかけるくらいで十分です。ふだんから規則正しい睡眠スケジュールを保ち、昼寝をしっかりさせることも大きな助けになります。睡眠不足が夜驚症のいちばんの引き金だからですね。
反対に、してはいけないこともあります。無理に揺さぶって起こすと、かえって状態が悪くなることがあるのでやめましょう。びっくりして大声を出したり、強く揺さぶったりするのも禁物です。翌朝、子どもに「昨日どうしたの?」と聞くのもやめてくださいね。本人が覚えてもいないことを問いただすと、よけいな不安を生んでしまうからです。
💡 夜驚症はほとんどの場合、思春期になる前に自然に消えていきます。ただし、週2回以上と頻繁に起こる、1回が10分以上続く、日中の生活にまで影響が出る場合は、小児科を受診しましょう。寝ているときの、いろいろな動き
頭を振ったり打ちつけたりするとき
赤ちゃんが寝つく前や寝ている間に、頭を左右にブンブン振ったり、マットレスにコツコツ打ちつけたりすると、本当にびっくりしますよね。でもこれは、思っているよりよくある行動なんです。赤ちゃんが自分をなだめながら眠りにつく、一種の自己鎮静行動だからです。乳児の約60%が生後9ヶ月ごろまでに一度は見せます。頭ぶつけはふつう生後9ヶ月、体揺すりは6ヶ月ごろから始まり、ほとんどが3〜4歳になると自然になくなるので、心配しすぎないでくださいね。
ただし、打ちつける力が強すぎてあざや傷ができるほどだったり、3〜4歳を過ぎても続いたり、日中も同じような行動をくり返したりする場合は、一度病院で診てもらうとよいでしょう。
寝ながら手足をビクッとさせるとき
新生児が寝ている間に手足を急にビクッ、ビクッと動かすこともよくあります。これは良性新生児睡眠時ミオクローヌスという、名前は難しいけれどほとんどが心配のないものです。なぜなら、眠っているときだけ起こり、起こすとすぐに止まるからです。腕や脚、体幹が速くくり返しビクつきますが、てんかん発作と違って意識がぼんやりすることはありません。ほとんどが生後6ヶ月ごろには自然に消えていきます。
💡 このビクつきは、起きているときには絶対に出ません。もし起きているときに出たり、寝ているときでも5分以上続いたり、片側の手足だけに見られたり、起こしても止まらない場合は、小児科を受診してくださいね。歯ぎしりをするとき
寝ながらギリギリ歯ぎしりをするのは、歯が生え始める生後6ヶ月〜3歳の間によく見られます。ほとんどは成長とともに自然に治りますが、あまりにひどく長く続く場合は、歯科に相談してみてもよいですよ。
寝ているときの呼吸が変だと感じたら
新生児が速く何度か呼吸したあと、10秒以内に少し止まって、また呼吸し始めるのは正常です。まだ未熟な呼吸中枢が落ち着いていく過程で、生後3〜6ヶ月にはほとんど安定します。ですから、こうした様子には驚かなくて大丈夫ですよ。
呼吸するときにゼロゼロ、キューキューという音がする場合は、喉頭軟化症かもしれません。赤ちゃんの喉頭がまだやわらかいため、呼吸のときに組織が気道のほうへ少し引き込まれて音が出るのです。乳児でいちばん多い、生まれつきの喉頭の特徴です。ほとんどが生後12〜18ヶ月で自然に良くなりますが、うまく飲めなかったり体重がなかなか増えなかったりする場合は受診してくださいね。
⚠️ 次は緊急です。呼吸が15〜20秒以上止まる、皮膚や唇が青くなる(チアノーゼ)、呼吸のたびに鼻の穴が大きく広がる、肋骨の間がへこむ、呼吸のたびに(たまにではなく毎回)うなり声が出る、こうしたときはすぐに救急外来へ。日本なら119番に連絡してください。受診すべきサイン、ひと目でまとめ
これまでお話ししたなかで、次のサインが見られたら必ず受診してください。まずは、夜中でもすぐ救急外来へ行くべき場合です。呼吸が15秒以上止まる、唇や皮膚が青くなる、呼吸のたびに胸がへこむ、鼻の穴が広がりうなり声がひどくなるなど、呼吸を苦しそうにするときですね。
そこまでではなくても、近いうちに受診したほうがよい場合もあります。週3回以上の習慣的ないびき、いびきとともに呼吸が止まったりあえいだりするとき、夜驚症が週2回以上または10分以上続くとき、寝言とともに手足を激しく動かすときです。頭ぶつけでケガをする、起きているときにもけいれん性の動きが見られる、朝なかなか起きられず日中もぐったり眠そう、夜のおねしょが新たに始まったり悪化したりするときも、一度よく見てあげてください。
💡 寝ているときに気になる行動があれば、動画を撮影しておきましょう。診察室で直接見せると、お医者さんがずっと正確に判断できますよ。ベビスナで睡眠パターンを記録しよう
赤ちゃんが寝ているときに見せる気になる行動をしっかり把握するには、こつこつ記録しておくのがいちばんです。頭の中だけだと混乱しがちですが、ベビスナアプリに気軽にメモしておくと、パターンがひと目で見えてきますよ。
- 睡眠記録:就寝・起床時間、昼寝を記録しておくと、睡眠が足りているかすぐ分かります
- 睡眠メモ:いびき、寝言、夜驚症がいつあったかメモして、パターンをつかめます
- AIチャットボット:赤ちゃんの睡眠行動が気になるとき、24時間いつでも聞けます
- 成長記録:全体的な発達の様子と睡眠パターンのつながりを確認できます
- 睡眠環境最適化ガイドと合わせて活用するとさらに効果的です
よくある質問(FAQ)
Q: 新生児が寝ながらうなったり、うるさい音を出すのは正常?
A: はい、正常です。新生児は呼吸器と消化器がまだ未成熟なため、うなり声、鼻づまりの音、すすり泣きなどさまざまな音を立てます。ほとんどの睡眠音は生後3〜4ヶ月で自然に減少しますよ。
Q: 赤ちゃんのいびきはいつ受診すべき?
A: 小児の約10〜12%が習慣的にいびきをかき、そのうち1〜3%は睡眠時無呼吸症候群に関連しています。週3回以上持続する、部屋の外まで聞こえるほど大きい、睡眠中に10秒以上呼吸が止まったりあえぐ音がする場合は、小児科や耳鼻咽喉科の受診が必要です。
Q: 夜驚症と悪夢はどう見分けるの?
A: 夜驚症は入眠後2〜3時間のノンREM睡眠で起こり、子どもは親を認識せず翌日覚えていません。悪夢は明け方のREM睡眠で起こり、完全に目が覚めて怖い夢を覚えています。夜驚症は小児の約3〜6%が経験し、ほとんどが思春期前に消失します。
Q: 赤ちゃんが寝ている時に頭を振ったり打ちつけるけど大丈夫?
A: 律動性運動障害と呼ばれる比較的一般的な自己鎮静行動です。乳児の約60%が生後9ヶ月までに経験し、ほとんどが3〜4歳までに自然に消失します。ただし、ぶつける強度が強くてあざや傷ができる場合や、3〜4歳以降も続く場合は受診しましょう。
参考文献

医療上の免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイスに代わるものではありません。赤ちゃんの健康について心配な点がある場合は、必ず小児科専門医にご相談ください。


