赤ちゃんの歯磨きはいつから?乳歯ケア・フッ素歯磨き粉 完全ガイド

公開日: 2025-08-28最終確認日: 2025-08-28ベビスナ育児コンテンツチーム15 で読めます

赤ちゃんの小さな歯茎から最初の歯がのぞいた瞬間、お祝いすべきマイルストーンであると同時に、お口のケアのスタートでもありますよね。「乳歯はどうせ抜けるから、ケアしなくても大丈夫では?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、乳歯の健康は永久歯の発育と正しい食習慣の形成に直接影響しますよ。日本小児歯科学会もアメリカ小児歯科学会(AAPD)も、最初の歯が生えたらすぐにフッ素配合歯磨き粉での歯磨きを始めることを推奨しています。この記事では、歯が生える前の歯茎ケアから、歯ブラシと歯磨き粉の選び方、正しい磨き方、歯磨きを嫌がる赤ちゃんへの対処法、初めての歯科受診まで詳しくご紹介しますね。

歯が生える前:歯茎ケア(出生〜最初の歯)

赤ちゃんのお口のケアは、歯が生える前から始まります。出生直後から歯茎を清潔に保ってあげると、後の歯磨き導入がスムーズになりますよ。

歯茎ケアの方法

  • 清潔なガーゼや柔らかい綿の布をぬるま湯で湿らせましょう
  • ママの人差し指に巻きましょう
  • 赤ちゃんの上の歯茎、下の歯茎、頬の内側、舌をやさしく拭きましょう
  • 授乳後、特に就寝前に行いましょう

歯茎ケアの効果

  • 口の中の細菌やミルクかすを除去します
  • 歯茎マッサージ効果で歯ぐずりの不快感を和らげます
  • 口の中に何かが触れることに慣れて、後で歯ブラシを拒否する可能性が減ります
💡 新生児の頃から歯茎ケアを始めると、赤ちゃんが口の中を触られることに自然と慣れますよ。後で歯ブラシを導入する時にずっとスムーズになります。

歯磨きスタート:最初の歯が生えたらすぐ!

いつから始めるの?

最初の乳歯が生えたらすぐに歯磨きを始めましょう。ほとんどの赤ちゃんは生後6〜10ヶ月に下の前歯が最初に生えてきます。アメリカ歯科医師会(ADA)もアメリカ小児科学会(AAP)も、最初の歯が生えたらすぐにフッ素配合歯磨き粉を使った歯磨きを推奨しています。

なぜ乳歯が大切なの?

  • 永久歯が正しく生えるための場所を確保する役割(スペースメンテナー)
  • 正しい咀嚼と発音の発達に必須
  • 乳歯の虫歯が下に控えている永久歯の発育に影響する可能性がある
  • 乳歯は通常6歳頃から抜け始めるので、数年間のケアが必要です

赤ちゃんの歯ブラシ選びガイド

月齢に合った歯ブラシを選ぶことが大切です。

時期おすすめの歯ブラシ特徴
0〜6ヶ月(歯が生える前)ガーゼ / シリコン指サック型ブラシ指にはめて歯茎マッサージと清掃
6〜12ヶ月(最初の歯)乳児用歯ブラシ(極小ヘッド)やわらかい毛、短いヘッド、太い持ち手
12〜24ヶ月幼児用歯ブラシ小さいヘッド、やわらかい毛、滑り止め付き持ち手
2〜6歳子ども用歯ブラシ年齢に合ったサイズ、やわらかい毛、キャラクターデザイン

良い赤ちゃん用歯ブラシの条件

  • ブラシヘッドが小さいこと(赤ちゃんの歯2〜3本分の幅)
  • 毛がとてもやわらかいこと(「やわらかめ」または「超やわらかめ」)
  • 持ち手が太くて滑りにくいこと(親が持ちやすいように)
  • 3ヶ月ごと、または毛が開いてきたら交換しましょう

フッ素歯磨き粉:いつから、どれくらい?

フッ素歯磨き粉の使い方は、赤ちゃんのお口のケアで最も多いご質問です。

年齢フッ素歯磨き粉の使用量説明
最初の歯〜3歳未満米粒大(スミア)約0.1g、ブラシの毛先にうすく塗る程度
3歳〜6歳えんどう豆大(ピーサイズ)約0.25g、唾を吐き出せるようになった頃
6歳以上通常量(1cmの帯状)自分で歯磨きと唾吐きができる

フッ素歯磨き粉が大切な理由

  • フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯を予防する最も効果的な成分です
  • ADAもAAPも、最初の歯が生えたらフッ素歯磨き粉を使うよう推奨しています
  • 推奨量を使えば、飲み込んでも安全です
💡 「赤ちゃんが飲み込んでしまったらどうしよう?」と心配ですよね。米粒大のフッ素歯磨き粉は、飲み込んでも安全な量です。ADAとAAPが定めた量を守れば、フッ素症(歯の変色)の心配なく虫歯予防効果が得られますよ。

正しい赤ちゃんの歯磨き方法

赤ちゃんの歯を磨くのは親の役割です。6〜7歳頃までは、親が仕上げ磨きをしてあげる必要がありますよ。

ひざの上ポジション(ラップポジション)— おすすめ!

  • 赤ちゃんをママのひざの上に仰向けに寝かせましょう(頭がママの方を向くように)
  • 片手で赤ちゃんのあごをやさしく支え、もう片方の手で歯を磨きましょう
  • この姿勢だと赤ちゃんの口の中がよく見えます
  • もう少し大きくなったら、ママの前に背中を向けて立たせましょう

歯磨きの順番

  • 外側の面:歯茎のラインに沿ってやさしく円を描くように
  • 内側の面:歯ブラシを縦にして上下にやさしく
  • 噛む面:前後にやさしく
  • 舌:舌の表面もやさしく磨きましょう

歯磨きの回数と時間

  • 1日2回:朝食後+就寝前(就寝前が最も重要!)
  • 1回約2分
  • 就寝前の歯磨きは、夜間の細菌繁殖を防ぐために特に大切です

赤ちゃんが歯磨きを嫌がる時

ほとんどの赤ちゃんが一度は歯磨きを嫌がります。これは普通のことですよ。無理やりすると逆効果になることがあるので、楽しい体験にしてあげましょう。

楽しい歯磨きにするコツ

  • 歌を歌う:「はみがきの歌」など短い歌を歌いながら磨きましょう
  • 赤ちゃん専用歯ブラシを渡す:赤ちゃんが持って遊ぶ歯ブラシを別に渡し、ママは別の歯ブラシで磨きましょう
  • 一緒に磨く:ママが歯磨きする姿を見せると、赤ちゃんがまねしようとしますよ
  • 鏡を使う:鏡の前で歯磨きすると、赤ちゃんが興味を持ちます
  • お人形に歯磨き:ぬいぐるみやお人形の歯を磨く遊びを先にしましょう
  • 褒める:「きれいになったね!ピカピカ!」と褒めてあげましょう

やってはいけないこと

  • 赤ちゃんを無理やり押さえつけて口を開けて磨かない
  • 歯磨きを罰として使わない
  • 「歯を磨かないと虫歯菌がくるよ!」など恐怖心を与えない
💡 赤ちゃんが歯磨きを嫌がっても、根気よく続けることが大切です。最初は歯ブラシを口に入れることから始めて、少しずつ時間を延ばしていきましょう。ほとんどの赤ちゃんは繰り返しを通じて慣れていきますよ。

初めての歯科受診

いつ行くべき?

アメリカ小児歯科学会(AAPD)は、最初の歯が生えてから6ヶ月以内、遅くとも1歳の誕生日までに初めての歯科受診を推奨しています。日本小児歯科学会も1歳頃の受診を勧めていますよ。

初めての歯科受診でやること

  • 歯と歯茎の状態の確認
  • 虫歯リスクの評価
  • 正しい歯磨き方法の指導
  • フッ素塗布の判断
  • 授乳習慣や食事に関する相談
  • ご両親のお悩み相談

定期検診のスケジュール

  • 初回受診後は6ヶ月ごとに定期検診を受けましょう
  • 定期的な歯科検診は、虫歯の早期発見と予防に最も効果的な方法です

乳幼児によくあるお口の問題

哺乳瓶う蝕(乳幼児う蝕)

主に哺乳瓶をくわえたまま眠る習慣で発生します。ミルク、母乳、ジュースなどの糖分が一晩中歯に付着し、急速な虫歯を引き起こします。

予防法

  • ミルクやジュースの入った哺乳瓶をくわえさせたまま寝かせないでください
  • 就寝前の最後の授乳後は必ず歯磨きをしましょう
  • 1歳以降はコップへの切り替えを始めましょう
  • ジュースはコップでのみ、1日120ml以下に制限しましょう

指しゃぶり / おしゃぶり

2歳未満:指しゃぶりとおしゃぶりの使用は正常な自己鎮静行動です。この時期は大きく心配する必要はありません。

3〜4歳以降:習慣が続くと歯並び(咬合)に影響する可能性があります。この年齢を過ぎても続く場合は小児歯科に相談しましょう。

歯ぐずりとお口のケア

歯ぐずり(おおよそ生後6〜30ヶ月)で歯茎が腫れて痛いと、赤ちゃんが歯磨きをさらに嫌がることがあります。

対処法

  • 冷やした(凍らせない)歯固めをくわえさせましょう
  • 清潔なガーゼに冷たい水を含ませて歯茎をマッサージしましょう
  • 歯ぐずり中もできる限り歯磨きを続けましょう(とてもやわらかい毛の歯ブラシを使って)

月齢別お口のケアチェックリスト

月齢やるべきお口のケア
0〜6ヶ月授乳後にガーゼで歯茎を拭く、口の中を触られることに慣れさせる
6〜12ヶ月最初の歯が生えたらフッ素歯磨き粉(米粒大)で歯磨き開始、初めての歯科受診
12〜18ヶ月1日2回親が歯磨き、哺乳瓶卒業の開始、コップへの切り替え
18〜24ヶ月赤ちゃんが自分で歯ブラシを持つ練習開始、親の仕上げ磨き必須
2〜3歳歯磨き粉を吐き出す練習、6ヶ月ごとに歯科検診
3〜6歳フッ素歯磨き粉をえんどう豆大に増量、自分で磨く+親の仕上げ磨き

ベビスナで健康管理

赤ちゃんのお口の健康も体系的に記録しましょう。ベビスナアプリがお手伝いしますよ。

  • 健康記録機能:最初の歯が生えた日、歯が生える順番、歯科受診スケジュールを記録しましょう
  • 成長発達の追跡:歯ぐずりの時期、初めての歯磨き開始日など、お口の発達マイルストーンを記録しましょう
  • AI健康相談:赤ちゃんのお口のケアについて気になることがあれば、AIチャットボットに聞いてみましょう
  • 授乳記録:授乳パターンと離乳食の記録で虫歯リスク要因を把握しましょう

よくある質問

Q: フッ素なしの歯磨き粉でもいいですか?
A: ADAとAAPは、最初の歯が生えたらすぐにフッ素配合歯磨き粉の使用を推奨しています。フッ素なしの歯磨き粉は虫歯予防効果が大幅に低くなります。米粒大だけ使えば飲み込んでも安全ですので、フッ素配合の歯磨き粉がおすすめですよ。

Q: 赤ちゃんが歯磨き粉を飲み込んでしまうけど大丈夫ですか?
A: はい、米粒大(3歳未満)またはえんどう豆大(3〜6歳)のフッ素歯磨き粉は飲み込んでも安全です。この量はADA/AAPが飲み込んでも健康に影響がないように定めた基準です。ただし、お子さんが歯磨き粉をおやつのように絞り出して食べないように管理してくださいね。

Q: 夜中の授乳後も歯磨きしないとダメですか?
A: 理想的には夜中の授乳後も歯茎/歯を拭いてあげるのが良いですが、現実的には難しいですよね。最も大切なのは、最後の授乳前に(就寝ルーティンの一部として)歯磨きをすることです。夜中に授乳する場合は、少なくとも水で湿らせたガーゼで口の中を拭いてあげましょう。

Q: 電動歯ブラシを使ってもいいですか?
A: 3歳以上であれば子ども用電動歯ブラシを使えます。電動歯ブラシはプラーク除去に効果的ですが、6〜7歳頃までは親の仕上げ磨きが必要です。3歳未満は通常の歯ブラシで親が磨いてあげるのが安全ですよ。

Q: 赤ちゃんの乳歯に隙間があります。正常ですか?
A: はい、むしろ良いサインですよ!乳歯の間の隙間は、後で生えてくるもっと大きな永久歯のためのスペースを確保してくれます。乳歯がぎっしり詰まっている方が、永久歯の歯並びに問題が出る可能性がありますよ。

参考文献

赤ちゃんの歯磨きはいつから?乳歯ケア・フッ素歯磨き粉 完全ガイド

ベビスナでもっと簡単に管理

AI排便分析、授乳・睡眠記録、健康レポートまで1つのアプリで管理できます。