赤ちゃんのうんちに血・黒い便・白い便が見えたら 受診の目安と記録ポイント
赤ちゃんの健康を写真1枚で確認
無料で始めるおむつを開けて「赤い」「黒い」「白い」とびっくりした瞬間、心臓がドキッとしますよね。「これ大丈夫なの、うちの子に何かあったの」と不安でいっぱいになります。その気持ち、とてもよく分かります。でも、こんなときはおうちで原因を当てようとがんばるより、まず今日中に小児科へ連絡したい便かどうかを見分けるほうが安全なんです。
順番はこうです。まず、白・灰色・クリーム色の便、胎便の時期を過ぎたあとのタールのような黒い便、少量でも初めての血便、血や粘液が続くときは、今日中に連絡したいサイン。次に、ぐったりしている、呼吸が苦しそう、何度も吐く、血が多い、便全体が真っ赤に近い、ゼリー状の血便、激しく泣いておなかを痛がる、おなかが張る、こうした様子があれば急ぎ方を上げます。そして連絡の前に、写真・出た時間・今日何回目か・授乳とおしっこ・機嫌を、この順でさっとメモしておけば十分です。
原因を言い当てる必要はまったくありません。迷ったら「いつもと違う色なんです」「血が見えるんです」と、そのまま小児科に伝えて大丈夫ですよ。
赤ちゃんの気になるうんち、まず何を見ればいい?
まずは便の色だけでなく、赤ちゃんの様子そのものを見てあげてください。下の表で今すぐ動くかどうかを判断しましょう。
| 見た目や様子 | 考えたいこと | 行動 |
|---|---|---|
| 血が多い、便全体が赤い、ゼリー状の血便、ぐったり、強い腹痛、繰り返す嘔吐 | 急いで診てもらう必要がある状態です | 119 |
| 白っぽい、灰色、クリーム色の便 | 胆汁が便に出にくい病気が隠れることがあります | 元気そうでもその日のうちに小児科へ連絡 |
| 胎便の時期を過ぎたあとの、タールのように真っ黒でねっとりした便 | 上のほうの消化管からの出血が疑われることがあります | 当日中に連絡。様子が悪ければ119 |
| 鮮やかな赤い血が少量つく、すじ状につく | 肛門のきずでも起こりますが、見た目だけでは決められません | 初回は当日中に相談。増える、続く、機嫌が悪いなら早めに受診 |
| 透明や白っぽい粘液が少しだけ、1回だけ | 一時的な刺激でも見えることがあります | 元気でも記録を残す。続く、血・発熱・下痢があれば当日連絡 |

迷ったまま待ち続けるより、白・黒・血のどれかに当てはまった時点で電話してしまうほうが、ずっと安心ですよ。
小児科に電話する前に、メモしておきたいこと
電話では、長い説明よりも短い情報のほうが役立ちます。1分でまとまる内容で十分なので、肩の力を抜いてくださいね。まず、明るい場所で便の写真を1〜2枚撮っておきましょう。次に、いつ出たか、今日何回目かを書いておきます。色を伝えるときは、赤なら表面につくか混じっているか、黒なら真っ黒でねっとりしているか、白なら白・灰色・クリーム色のどれに近いか、見たままで大丈夫です。あわせて、発熱・嘔吐・授乳量・おしっこの回数・機嫌も添えると伝わりやすくなります。
2人いるなら、1人は赤ちゃんを見て、もう1人が写真と電話を担当すると動きやすいですよ。赤ちゃんの様子が悪いときは、記録より受診を優先してくださいね。
うんちに血が少しだけ、それでも受診したほうがいい?
はい。少量でも、初めてならその日のうちに小児科へ相談するほうが安心です。少しの鮮血は、便秘ぎみのあとや肛門の小さなきずでも見えることがあります。ただ、おうちでは原因を決めきれないんですね。なぜなら、見た目だけでは肛門のきずなのか、もっと奥からの出血なのか区別できないからです。
次のどれかがあれば、待たずに受診を急ぎましょう。血が増えたり何度も続いたりするとき、粘液が混じるとき、発熱があるとき、ミルクや母乳の飲みが悪いとき、顔色が悪い・何度も吐く・おなかを痛がるときです。食べ物で赤く見えることもありますが、赤ちゃんでは見分けにくいことが多いので、自己判断で終わらせず、写真を見せて相談してくださいね。
黒いうんち・白いうんち、受診を急ぐわけ
生まれてすぐ数日の黒い胎便は、ごく普通のものです。けれども、その時期を過ぎてからのタールのような黒い便は、いつもの色の変化として待たないほうが安全です。なぜなら、消化管の奥からの出血が混じっていることがあるからです。
そして白・灰色・薄いクリーム色の便は、赤ちゃんが元気そうに見えても見逃したくないサインです。その理由は、胆汁が便にうまく出ていない病気が隠れていることがあるから。月齢が小さいほど急ぎます。母子健康手帳の便色カードがあれば、近い色がないかすぐ見比べてみてください。目安としては、黒い便は胎便の時期を過ぎていれば当日中に連絡、白っぽい便は1回でもその日のうちに連絡、顔色が悪い・ぐったり・嘔吐があるときはためらわず119です。たとえ次の便で元の色に戻っても、最初に撮った写真が診断の手がかりになることがありますよ。
粘液うんちは、おうちで様子を見ていい?
少量の粘液が1回だけで、普段どおり飲めていて、熱もなく、機嫌もよければ、すぐに119が必要というわけではないことが多いです。ただ、その前におうちで見ていい条件がそろっているかを確かめてあげてくださいね。
おうちで様子を見ていい目安は、1回だけ・少量・血がない・発熱がない・元気がある、です。一方で、何回も続く、下痢が増える、血が混じる、発熱する、体重が増えにくい、おしっこが減る、こうしたときは当日中に相談を。ぐったりして飲めない、顔色が悪い、強い腹痛、繰り返す嘔吐があれば、すぐに受診を急いでください。受診のときは、最近のミルクの変更、家族に胃腸炎の人がいたか、便の回数の変化もいっしょに伝えると、判断の助けになりますよ。
ベビスナに残しておくと役立つこと
- 便の写真を日付つきで残しておくと、血・黒い便・白い便・粘液の変化を、受診のときにそのまま見せやすくなります。
- 血・黒・白・粘液が出た回数と、そのときの授乳量・おしっこ・機嫌を、いっしょに記録できます。
- 記録は受診の助けになりますが、ぐったりしている・呼吸が苦しそう・血が多いときは、記録より先に受診や119を優先してくださいね。
よくある質問
Q: 赤ちゃんのうんちに血が少し混じったら、すぐ病院に行くべきですか?
A: 少量でも初めてなら、その日のうちに小児科へ相談するのが安全です。繰り返す、量が増える、機嫌が悪い、嘔吐や発熱があるときは早めに受診します。血が多い、ぐったりしている、強い腹痛があるときは119です。
Q: 白いうんちは便色カードでどう見ればいいですか?
A: 母子健康手帳の便色カードで、白、灰色、薄いクリーム色に近くないかを見ます。近いと感じたら、元気そうでもその日のうちに小児科へ連絡してください。迷う色でも写真を残しておくと伝わりやすいです。
Q: 黒いうんちはどんなときに危ないですか?
A: 生まれてすぐの胎便は黒くても普通です。ただし、その時期を過ぎてからの、タールのように真っ黒でねっとりした便は要注意です。当日中に相談し、顔色不良、ぐったり、嘔吐があれば119を考えます。
Q: 粘液便の写真は受診前に撮ったほうがいいですか?
A: はい。粘液の量や色、血が混じるかが伝わりやすくなるので、写真は役立ちます。あわせて、回数、発熱、授乳量、おしっこの回数、機嫌もメモしておくと、小児科が判断しやすくなります。
参考情報

医療上の免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイスに代わるものではありません。赤ちゃんの健康について心配な点がある場合は、必ず小児科専門医にご相談ください。
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