夜間断乳の時期とやり方:月齢別の夜間授乳回数と失敗しないコツ

公開日: 2026-07-09最終確認日: 2026-07-09ベビスナ育児コンテンツチーム11 で読めます

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「夜間授乳をやめれば朝まで寝てくれる」「何か月になったら必ずやめなきゃ」——そんな話、よく耳にしますよね。でも、どちらも半分だけ正解なんです。夜間断乳は決まった月齢ではなく赤ちゃんの準備のサインに合わせるものですし、やめたからといって自動的に朝まで寝るわけでもないんですよ。いつやめてよいのか、どうやって少しずつ減らすのか、そしてなぜうまくいかないのかを、ひとつずつお話ししていきますね。

うちの子、そろそろ夜間断乳してもいい?

まずは安心できるお話から。多くの赤ちゃんは生後6〜9か月になると、夜に飲まなくても栄養が足りるようになります。その頃には離乳食と日中の授乳で必要なカロリーを十分にとれるようになるからです。ただ、これはあくまで平均です。月齢だけで押し進めるのではなく、うちの子が出しているサインも一緒に見てあげましょう。

やめる準備ができてきたサインは、こんな感じです。

  • 日中に離乳食と授乳をよく飲み、体重が成長曲線に沿って増えている
  • 夜に起きても空腹というより習慣で起きている感じ(数分で自分でまた眠ることもある)
  • 夜に飲ませても数口で終わるなど、飲む量がすでに少ない
  • 昼夜のリズムがある程度整い、規則的に眠っている

授乳の方法によって、始める時期は少し変わります。ミルクは母乳より消化がゆっくりで腹持ちがよいので、ミルクの赤ちゃんは早ければ4〜6か月頃に朝まで寝ることもあります。逆に母乳は消化が早く夜に求めやすいため、母乳の赤ちゃんは1歳前後までゆとりをもって大丈夫です。下は授乳方法に関係なく、月齢別によく見られる夜間授乳の回数です。

月齢よくある夜間授乳の回数この時期のポイント
新生児〜3か月2〜3回(2〜3時間ごと)胃が小さく夜間授乳が必要です
4〜6か月1〜2回少しずつ夜の睡眠が長くなり始めます
6〜9か月0〜1回多くは栄養的に夜間授乳が不要になります
9〜12か月以上たいてい0回準備ができていればやめどきです

表の回数は目標ではなく、平均的な様子です。うちの子がこの範囲より少し多く、または少なく飲んでいても、元気に育っていれば大丈夫ですよ。

⚠️ 生後6か月未満、とくに新生児は胃が小さく、夜通し飲まずに過ごすのは難しいです。この時期に夜間授乳を無理にやめると、体重の増えや飲む量がぐらつくことがあるので、準備のサインが見える6か月以降に始めましょう。

「やめれば朝まで寝る」は本当?

いちばん多い思い込みが、「夜間授乳さえやめれば朝まで寝る」というものです。これは半分だけ正解です。なぜなら、夜に起きる理由は空腹ひとつではないからです。習慣、浅い眠りでちょっと目を覚ますこと、そしておっぱいや哺乳瓶をくわえて眠りにつく入眠のクセ(寝かしつけの連想)まで、いろいろが絡み合っているんです。

とくにこの入眠のクセがカギです。毎回おっぱいをくわえて眠る赤ちゃんは、夜に浅い眠りへ浮かんで少し目覚めたとき、眠りに戻る同じ方法(授乳)をまた求めます。お腹がすいているからではなく、「これがないと眠れない」からなんですね。だから夜間授乳をやめても、自分でまた眠りに戻る力が身につかないと、やはり夜に何度も起きることがあります。

反対向きの思い込みもあります。本当に空腹で起きている赤ちゃんの夜間授乳を、準備もできていないのにバッサリやめると、かえって空腹で起きる回数が増え、親も子もつらくなります。だからこそ、日中の授乳と離乳食で1日の摂取をまず十分に満たすのが先です。夜間断乳は朝まで寝るための複数のピースのひとつであって、それ自体がスイッチではないんですよ。

💡 おっぱいや哺乳瓶をくわえて眠るクセがあると、夜に起きたときそれをまた探します。寝る前の授乳と「眠りにつく瞬間」をそっと切り離すことが、朝まで寝る本当のカギです。

一度にやめず「少しずつ」減らしましょう

夜間授乳は、ある日いきなりやめるのではなく、数日かけて少しずつ減らすほうが赤ちゃんにも親にもラクです。大きく3つのやり方があります。

回数を1つずつ減らす 夜に3回飲む赤ちゃんなら、まず2回に、慣れたら1回にします。ふつうは最も早い時間か最も遅い時間の授乳をまず1つ抜き、2〜3日ほど赤ちゃんが慣れたら次の1つを抜く、という具合です。一度にいくつも抜かないのがポイントです。

1回に飲む量・時間を減らす 回数はそのままに、量を減らす方法もあります。ミルクなら夜間の授乳量を数日ごとに20〜30mlずつ減らし、母乳ならくわえる時間を1〜2分ずつ短くします。夜に得るカロリーが少しずつ減ると、赤ちゃんの体も自然と空腹を日中へ移していきます。

授乳の代わりに別の方法であやす 起きたときすぐくわえさせる代わりに、トントンや低い「シー」という声でまずあやしてみましょう。母乳の場合は、ママの代わりにパパが夜のあやしを担当するのも効果的です。ママの腕の中ではおっぱいのにおいでより授乳を求めるからです。そして寝る前の最後の授乳をしっかり飲ませ、日中の授乳・離乳食を十分にとっておくと、夜に減らした分を日中が補ってくれます。

どの方法を選ぶにしても、共通する原則がひとつあります。起床・お昼寝・就寝の時間を毎日だいたい同じにして、生活リズムを一定に保つことです。リズムが規則的だと、赤ちゃんの体内時計が昼と夜を区別して、夜により長く眠れるようになります。

夜間断乳がうまくいかない、よくある原因

がんばって試したのに数日で元通りになったなら、たいてい下のどれかです。失敗ではなく、やり方を少し変えるサインととらえてくださいね。

始めるのが早すぎた。準備のサインもなく6か月前に押し進めると、本当に空腹で起きる赤ちゃんを飢えさせることになります。そんなときは数日〜数週間あけて、もう一度試しましょう。

日によってやったりやらなかったり。ある日はあげて別の日はあげないと、赤ちゃんはかえって混乱し、より長く、より強くぐずります。一度決めたルールを数日一貫して守るほうが、実は早く終わる近道です。

入眠のクセをそのままにした。おっぱいをくわえて眠るクセを直さないと、夜間授乳をやめても夜にずっとおっぱいを探します。寝る前の授乳と眠りにつく瞬間を切り離す練習も一緒にしてあげましょう。

日中の摂取を増やさなかった。夜に減らしたカロリーを日中で補えないと、赤ちゃんは本当にお腹がすきます。日中の授乳量と離乳食を少しずつ増やしてバランスをとりましょう。

タイミングが悪かった。歯ぐずり、成長期(急に伸びる時期)、体調不良、引っ越しや保育園への慣らしといった大きな変化と重なると、赤ちゃんが不安定で失敗しやすくなります。落ち着いた時期を選んで始めましょう。

ベビスナで夜間授乳を減らす流れを記録

夜間授乳を減らしているときは、「昨夜は何時に何回、どれくらい飲んだかな?」が分からなくなりがちです。ベビスナに夜間授乳の時間と量を記録すると、数日で回数や量が本当に減っているか、流れがひと目で分かります。日中の授乳と離乳食も一緒に残せば、夜に減らした分を日中がちゃんと補えているかも確認できます。パパが夜のあやしを担当した日は、家族で同じ記録を共有して、だれがいつあやしたかを続けて見られます。

よくある質問(FAQ)

Q: 夜間断乳は何か月から始められますか?
A: 決まった月齢はありませんが、多くは6〜9か月で栄養的に夜間授乳が不要になります。ミルクの赤ちゃんは早ければ4〜6か月頃に朝まで寝ることもあり、母乳の赤ちゃんは1歳前後までゆとりをもって大丈夫です。月齢より、離乳食をよく食べ体重が成長曲線に沿っているかなど、準備のサインを先に確認しましょう。

Q: 夜間授乳をやめれば朝まで寝ますか?
A: 自動的にではありません。夜に起きるのは空腹だけでなく、習慣やおっぱいをくわえて眠る入眠のクセなど理由がいくつもあるからです。夜間断乳は朝まで寝るためのひとつのピースにすぎず、寝る前の授乳と眠りにつく瞬間を切り離してこそ、赤ちゃんが自分で眠りに戻る力を育てます。

Q: 夜間授乳はどうやって減らしますか?
A: 一度にやめず、2〜3日ごとに少しずつ減らしましょう。夜間授乳の回数を1つずつ抜くか、ミルクは1回20〜30mlずつ、母乳はくわえる時間を1〜2分ずつ短くします。同時に日中の授乳と離乳食を十分にとり、授乳の代わりにトントンであやすと、夜間授乳が自然に減っていきます。

Q: 夜間断乳がうまくいかないのはなぜですか?
A: いちばん多いのは、準備のサインがないのに早すぎる時期(6か月前)に始めること、そして日によってやったりやらなかったりする一貫性のなさです。おっぱいをくわえて眠るクセを直さない、夜に減らした分だけ日中の摂取を増やさないと、本当に空腹で起きます。歯ぐずりや成長期、体調不良と重なる時期も避けましょう。

参考文献

夜間断乳の時期とやり方:月齢別の夜間授乳回数と失敗しないコツ

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医療上の免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイスに代わるものではありません。赤ちゃんの健康について心配な点がある場合は、必ず小児科専門医にご相談ください。