腸重積症の症状:火がついたように泣き、イチゴゼリー状の血便なら救急へ

公開日: 2026-06-23最終確認日: 2026-06-23ベビスナ育児コンテンツチーム8 で読めます

ベビスナでもっと簡単に管理

無料で始める

結論から言うと、赤ちゃんが15〜20分おきに突然火がついたように激しく泣き、足をお腹のほうへ引き寄せ、発作が過ぎるとぐったり青ざめる――これを繰り返すなら腸重積症を疑い、今すぐ救急へ向かってください。さらにイチゴゼリー状の粘血便や緑色(胆汁性)の嘔吐があれば、待つ理由はありません。腸重積症は時間が命の緊急疾患で、「もう少し様子を見よう」が一番危険な選択です。

⚠️ 次の3つが揃ったらすぐ救急へ:① 間欠的に激しく泣き、足を引き寄せる ② イチゴゼリー・イチゴジャム状の粘血便 ③ 緑色(胆汁性)の嘔吐。発作の合間に赤ちゃんがぐったり青ざめるのも重要な手がかりです。

腸重積症は何が問題なのですか?

腸重積症は、腸の一部が望遠鏡をたたむように、すぐ下の腸の中へ入り込んでしまう状態です。最も多いのは、小腸の末端(回腸)が大腸(盲腸)の中へ滑り込む場所です。入り込んだ腸は血流が止まって腫れ、時間が経つと腸の組織が壊死し始めます。

ですから、これは「家で様子を見る」病気ではありません。整復しないままだと腸が壊死し、穿孔・腹膜炎・命に関わる敗血症へ進むことがあります。逆に早く見つければ、手術なしの簡単な処置で治る場合がほとんどです。だからこそ、どれだけ早く気づくかがすべてを分けます。

うちの子は危ない年齢ですか?

腸重積症の約80%は生後6か月〜2歳の間に起こり、特に生後5〜9か月の赤ちゃんに最も多くみられます。2歳未満の子どもで最も多い腹部の緊急疾患でもあります。

この時期の赤ちゃんは、まだ「どこが痛い」と言えません。だから親が泣き方・便・嘔吐を見て気づくしかないのです。いつもご機嫌な赤ちゃんが急に変な泣き方をしたら、ただのぐずりと緊急事態を見分けることが本当に大切です。時計は刻一刻と進んでいるからです。

ステップ1 — 泣き方がこうなら?

腸重積症の泣き方は、いつものぐずりとは質が違います。当てはまるなら次のステップへ進んでください。

  • 突然、発作的に:ご機嫌だった子がスイッチが入ったように突然激しく泣きます。
  • 足をお腹のほうへ:腹痛のため膝をお腹へ引き寄せ、体をよじって苦しがります。
  • 15〜20分おきに繰り返す:しばらく泣いて止まり、また少しすると同じ発作を繰り返します。
  • 発作の合間はぐったり:泣いていないときは元気なく青ざめて横たわり、これが単なる乳児疝痛との決定的な違いです。
💡 乳児疝痛(コリック)は泣く合間は比較的いつも通りですが、腸重積症は発作の合間に赤ちゃんがぐったり青ざめます。この「合間のぐったり」が見分ける一番の手がかりです。

ステップ2 — 便と嘔吐を確認しましょう

泣き方が気になったら、おむつと吐いたものを見てください。

  • イチゴゼリー状の粘血便:粘液と血が混じり、イチゴジャムやイチゴゼリーのように見える便は腸重積症の代表的なサインです。ただしこれは発症から半日以上経って遅れて出ることが多いです。ですから「まだ血便がないから大丈夫」と安心してはいけません。
  • 緑色の胆汁性嘔吐:最初は飲んだものを吐きますが、腸が詰まると緑色の胆汁を吐き始めます。緑色の嘔吐は閉塞が進んでいる危険サインです。

つまり血便や胆汁性嘔吐はすでにかなり時間が経った印なので、このときは一分一秒を争います。

ステップ3 — ではどうすればいいですか?

判断はシンプルです。これらのサインが疑われたら、まっすぐ救急へ。家でできる「治療」はありません。

  • 飲ませない・食べさせない:検査や処置に必要になることがあるので、水も食べ物も与えずに向かいましょう。
  • 民間療法・浣腸・お腹のマッサージは禁止:お腹を押したりむやみに刺激すると、かえって危険です。
  • 夜中でも明け方でも先延ばしにしない:119に連絡するか、近くの救急(小児外科のある大きな病院ならなお良い)へすぐ移動してください。

病院では超音波で素早く診断し、多くは空気または造影剤による整復で肛門から空気を入れ、その圧で入り込んだ腸を押し戻します。手術せずに済むことが多いです。発症後早く治療を始めるほど成功率が高く、ふつう24時間以内に整復できないと腸が壊死して手術が必要になることがあります。

病院ではこう伝えてください

救急では時間の情報が診断を左右します。次を整理して行くとよいでしょう。

  • 泣く発作がいつ最初に始まったか、何分間隔
  • 血便・粘液便をいつ見たか、色と形
  • 嘔吐の回数と色(特に緑色かどうか)
  • 最後に飲んだ・食べた時間

この情報は、医師がどれだけ早く整復を試みるかを判断するのに直接使われます。

ベビスナで緊急の手がかりを見逃さない

慌てる明け方は、症状をはっきり覚えておくのが難しいものです。ベビスナに普段から記録しておくと、緊急の場面で役立ちます。

  • 授乳・排便・嘔吐の時間を記録し、変化した時点をすばやく確認
  • AI排便分析で、いつもの便と違う異常サインをもう一度チェック
  • 記録画面を救急でそのまま見せれば、説明が早くなります

便の色がいつもと違うときに何が危険サインかをもっと知りたい方は、赤ちゃんのうんちの色ガイドもあわせてご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q: 腸重積症と乳児疝痛(コリック)はどう見分けますか?
A: いちばんの違いは発作の合間の様子です。乳児疝痛は泣く合間も比較的いつも通りですが、腸重積症は15〜20分おきに激しく泣いた後、ぐったり青ざめます。足をお腹へ引き寄せ、イチゴゼリー状の血便や緑色の嘔吐が加わればコリックではなく緊急なので、すぐ救急へ向かってください。

Q: まだ血便がないのですが、救急に行くべきですか?
A: はい、行くべきです。イチゴゼリー状の血便は発症から半日以上経って遅れて出ることが多く、ないからといって安心はできません。血便がなくても、15〜20分おきの発作的な泣きと、発作の合間のぐったりが見られれば腸重積症を疑い、待たずに受診してください。

Q: 家でできる応急処置はありますか?
A: ありません。お腹をマッサージしたり浣腸をするのはかえって危険です。検査や整復の妨げになるので、水や食べ物も与えないでください。唯一正しい対応は、まっすぐ救急(できれば小児外科のある病院)へ移動することです。夜中でも明け方でも先延ばしにしないでください。

Q: 治療はどうしますか、なぜ急ぐのですか?
A: 多くは肛門から空気や造影剤を入れ、その圧で入り込んだ腸を押し戻す空気整復で治療し、早く始めるほど手術なしで成功しやすくなります。発症後24時間が過ぎて腸に血が通わなくなると組織が壊死し手術が必要になることがあるため、時間がそのまま安全につながります。

参考文献

腸重積症の症状:火がついたように泣き、イチゴゼリー状の血便なら救急へ

ベビスナでもっと簡単に管理

AI排便分析、授乳・睡眠記録、健康レポートまで1つのアプリで管理できます。

医療上の免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイスに代わるものではありません。赤ちゃんの健康について心配な点がある場合は、必ず小児科専門医にご相談ください。