夏の赤ちゃんの水分補給と授乳:暑い時に水をあげていい?

公開日: 2026-06-21最終確認日: 2026-06-26ベビスナ育児コンテンツチーム13 で読めます

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授乳が終わったのに、まだ口をモグモグさせてぐずったり、汗びっしょりでむずがったり。真夏になると「こんなに暑いんだから、お水を一口あげたほうがいいのかな…」とつい思ってしまいますよね。私も上の子のとき、何度もお水をあげようか迷いました。でも先にお伝えすると、まだ1歳前の赤ちゃん、とくに生後6ヶ月前の赤ちゃんには、夏でもお水ではなく母乳やミルクで水分をとってあげるのが正解なんです。母乳のほとんど、約9割が水分なので、お水をあげなくてものどがカラカラ、ということにはならないんですよ。ここからは、暑いときの授乳のコツ、脱水の見分け方、外出時のミルクの扱いまで、ひとつずつお話ししていきますね。

6ヶ月前は、おっぱいがお水がわりです

暑い日にお水をあげたくなる気持ち、本当によく分かります。でも小さな赤ちゃんにとって、お水は思っているより負担の大きい飲みものなんです。

赤ちゃんの腎臓はまだ育ちきっていなくて、入ってきた水分を大人のようにうまく出せません。なので、お水を飲みすぎると体の中の塩分が薄まってしまい、ひどいときには赤ちゃんがぐったりしたり、体温が下がったり、けいれんが起きることもあるんです。めったにないこととはいえ、あげなくてもいいお水のためにわざわざ危ない橋を渡る必要はないですよね。

もうひとつ、赤ちゃんの胃は本当に小さいんです。お水でお腹がいっぱいになると、本当に飲んでほしい栄養たっぷりのおっぱいやミルクが入らなくなってしまいます。暑い夏こそ、カロリーと水分を一緒にとれるおっぱいの一口がより大切になるんですね。お水はその場所をふさぐだけで、栄養は何も足してくれないんです。

💡 母乳の約88%は水分です。ミルクもお水で溶いて飲ませるので、その中に水分がたっぷり入っています。おっぱいやミルクをよく飲んでいる赤ちゃんなら、真夏でも別にお水を用意しなくて大丈夫ですよ。

暑いときは「少しずつ何回も」で大丈夫

暑い日は赤ちゃんも汗や息で、けっこう水分を失います。だから普段よりおっぱいを欲しがるのですが、これは赤ちゃんが自分で上手に水分を足しているサインなんです。あわてなくて大丈夫ですよ。

いちばんラクなのは、時計を見て飲ませるより、赤ちゃんが欲しがったときにそのつどあげること。赤ちゃんは自分に必要な分を、ちゃんと自分で調整できるんです。暑いときは一度にたっぷり飲むより、短く何回も飲むことが多いのですが、これは汗で抜けた水分をこまめに補おうとする自然な姿。「どうしてちょこちょこ飲むんだろう」と心配しなくて大丈夫です。

ひとつだけ守ってほしいのが、量を増やそうとしてミルクにお水を足したり、薄く作ったりしないこと。薄くすると栄養が足りなくなりますし、さっきお話しした水分のとりすぎの心配も出てきます。水分が気になるときは、濃さはそのままで回数だけ増やしてあげてくださいね。

⚠️ ミルクは缶に書いてある分量どおりに作りましょうね。暑いからとお水を足して薄く作ると、栄養不足と水分のとりすぎの両方の心配が一度に出てきてしまいます。

6ヶ月を過ぎたら、コップで一口二口

離乳食が始まる6ヶ月ごろからは、お水をほんの少しあげてみることができます。このころのお水は、のどの渇きをいやすというより、コップで飲む練習や、お水の味に慣れることが目的に近いんですよ。

たくさん飲ませようとしなくて大丈夫。1日に全部合わせて60〜120ml(小さなコップ半分くらい)あれば十分ですし、それもおっぱいやミルクの量を減らさない範囲でね。哺乳びんよりも、ストローマグや小さなコップであげるのがおすすめです。コップで飲む練習は、お口の発達にも役立つんですよ。離乳食の合間に、一口二口ずつゆっくりすすめてみてくださいね。

月齢主な水分源水分摂取
0〜6ヶ月母乳またはミルクあげなくてOK (0ml)
6〜12ヶ月母乳・ミルク + 離乳食1日60〜120ml、コップで
12ヶ月以上食事 + 牛乳のどが渇いたら自由に

脱水かな?こんなときは様子を見て

夏にいちばん気になるのが脱水ですよね。うれしいことに、特別な道具がなくてもおうちで目で確認できるんです。いちばん頼りになる目安は、意外とシンプル。1日におしっこのおむつが何回出るか、です。1日6回以上ずっしり濡れていれば、ひとまず安心ですよ。

項目大丈夫なサイン様子を見たいサイン
おしっこのおむつ1日6回以上1日6回未満、6時間以上出ない
口・舌うるおっている口が乾いて、よだれが少ない
涙・泉門泣くと涙、泉門が平ら涙が出ない、泉門がへこむ
機嫌・活動いつも通り元気に遊ぶぐったり、ひどくぐずる、眠そう
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授乳量、もう覚えておかなくて大丈夫

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⚠️ 12時間以上おしっこが出ない、頭のてっぺんの泉門(大泉門)がへこんでいる、呼んでも反応がなくぐったりしているときは、迷わず病院へ行きましょうね。重い脱水は緊急事態です。急ぐときは119に電話してくださいね。

おっぱいをあげるママは、まず自分の水分を

母乳をあげているなら、じつは赤ちゃんより先にママの水分が大事なんです。ママがしっかり飲むと、おっぱいの出もよくなりますからね。母乳はほとんどが水分なので、ママがのどが渇いていると、おっぱいの量にも影響することがあるんです。夏はママも汗で水分がどんどん抜けるので、いつもよりコップ一杯多めを心がけましょうね。

やり方はかんたんです。授乳のたびに、そばにお水を一杯置いて、赤ちゃんが飲んでいる間に一緒に飲む。これを習慣にしてみてください。のどが渇いたと感じる前に先に飲むのがコツですよ。どれくらい飲めばいいか迷ったら、おしっこの色が濃くならず、薄い黄色を保てるくらいが目安です。コーヒーや甘い飲みものより、お水や麦茶のほうが体にやさしいですよ。

夏は食欲が落ちることもありますよ

大人も暑いと食欲が落ちますよね。赤ちゃんも同じなんです。真夏はしばらく飲む量や食欲が減ることがありますが、ほとんどは自然なことなので、あまり気をもまなくて大丈夫ですよ。

一度に飲む量が少し減って、代わりにちょこちょこ欲しがるなら、体が暑さに合わせている正常な反応です。おしっこのおむつが1日6回以上出ていて、体重もちゃんと増えていて、機嫌よく遊んでいるなら、そのまま見守ってあげてくださいね。

ただ、こんなときは一度病院に寄ってみてください。丸一日たってもほとんどおっぱいを飲まない、おしっこのおむつが1日6回を切ってしまう、いつもと違ってぐったりしてぐずりがひどい、といったときです。これに嘔吐や下痢まで重なると脱水が早く進むので、いつもより早めに行くのが安心ですよ。

外出のときは、おっぱい・ミルクが傷まないように

暑い日のお出かけでは、持っていったミルクや母乳がすぐ傷むことがあるので、保存にもうひと手間かけましょう。気温が高いほど、菌が早く増えてしまうんです。

しぼった母乳は、涼しい室内(25°C以下)で最大4時間までが限界です。真夏のお出かけなら、その時間もあてにせず、保冷剤を入れた保冷バッグを必ず持っていきましょう。保冷バッグの中なら1日くらいはもちますよ。作り置きのミルクは室温で2時間以上は置かないこと。暑い外なら1時間以内に飲ませるのが安心です。

いちばん清潔なのは、煮沸して冷ましたお湯を水筒に、ミルクは別に計って持っていって、飲ませる直前に作る方法です。そして、赤ちゃんが口をつけて飲み残したものは、1時間以内に思い切って捨ててくださいね。口が触れた哺乳びんには、菌がすぐに増えてしまうんです。

💡 暑い車の中や日なたに、ちょっとの間でもおっぱいやミルクを置くと、あっという間に傷んでしまいます。保冷バッグと保冷剤はいつも一緒に持ち歩いて、「これ大丈夫かな?」と思ったら、もったいながらずに捨てるのが安心ですよ。

ベビスナで夏の授乳を管理しましょう

  • 授乳の記録:おっぱい・ミルクの時間と量をポンと記録でき、暑い日にちゃんとこまめに飲ませたかひと目で分かります
  • おむつの記録:1日のおしっこのおむつの回数を残しておけば、脱水のサインを見逃さず追えます
  • AIうんち分析:おむつの写真を撮るとAIが便の状態を見て、夏の脱水や消化の変化を早めに気づけます
  • AIチャットボット相談:「夏に水をあげていい?」といった気になることを、夜中でも明け方でも、いつでも聞けます

よくある質問 (FAQ)

Q: 暑い日に6ヶ月未満の赤ちゃんに少しだけ水や麦茶をあげてもいいですか?
A: いけません。生後6ヶ月未満は夏でも母乳・ミルクだけで十分です。水や麦茶は水中毒と栄養不足のリスクがあります。暑い時は授乳回数を増やしてあげましょうね。

Q: 夏に赤ちゃんがいつもより頻繁に飲みたがります。正常ですか?
A: はい、正常です。暑い時は汗で水分を多く失うため、短く頻回に飲むパターンが多く見られます。おしっこのおむつが1日6回以上で機嫌がよければ心配いりません。

Q: ミルクを薄く作って水分を補ってもいいですか?
A: 絶対にいけません。製品表示の割合を正確に守ってください。薄くすると栄養が不足し、低ナトリウム血症のリスクが高まります。水分は授乳回数を増やして補いましょう。

Q: 脱水が疑われたらどうすればいいですか?
A: おしっこのおむつが1日6回未満や口が乾いていたら、まずこまめに授乳しましょう。12時間以上おしっこがない、泉門がへこむ、ぐったりする場合はすぐ病院へ。急を要する場合は119に連絡してください。

参考文献

夏の赤ちゃんの水分補給と授乳:暑い時に水をあげていい?

授乳量、もう覚えておかなくて大丈夫

授乳の時間・量・間隔を記録すると、1日のパターンが自動でまとまります。

医療上の免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイスに代わるものではありません。赤ちゃんの健康について心配な点がある場合は、必ず小児科専門医にご相談ください。