夏の赤ちゃんの水分補給と授乳:暑い時に水をあげていい?

公開日: 2026-06-21最終確認日: 2026-06-21ベビスナ育児コンテンツチーム12 で読めます

真夏の猛暑では大人でも汗が止まりませんが、うちの赤ちゃんは十分に水分をとれているのか心配になりますよね。「こんなに暑いのだから、お水をあげたほうがいいのでは?」と思う気持ちは、とても自然なものです。でも結論からお伝えすると、生後6ヶ月未満の赤ちゃんは、夏でも水ではなく母乳やミルクで水分を補給しましょうね。母乳の約88%は水分なので、別にお水は必要ないのです。この記事では、夏の授乳回数の調整、脱水のサイン、授乳中のお母さんの水分補給、外出時の衛生的な保存まで、知っておきたいことを解説します。

6ヶ月未満は水ではなく母乳・ミルクで

夏だからといって、6ヶ月未満の赤ちゃんに水を別であげてはいけません。これには医学的にはっきりとした理由があります。

水中毒(water intoxication)のリスク

  • 赤ちゃんの腎臓はまだ未熟で、余分な水分を効率よく排出できません。なぜなら、水を多くとると血液中のナトリウム濃度が急激に下がるからです(低ナトリウム血症)
  • ひどい場合は不機嫌、眠気、体温低下、けいれんにつながることもあり危険です。これが6ヶ月前に水を禁止する最も大切な理由です

栄養不足のリスク

  • 赤ちゃんの胃はとても小さいです。水でお腹がいっぱいになると、本当に必要な栄養豊富な母乳やミルクを十分に飲めなくなります
  • その結果、体重の増えが遅くなったり栄養不足につながることがあります。暑い夏こそ、カロリーと水分を一緒にとれる授乳がより大切になる理由です
💡 母乳の約88%は水分です。ミルクも調乳のときに水を混ぜるので、十分な水分が含まれています。母乳・ミルクをよく飲んでいる赤ちゃんなら、真夏でも別に水をあげる必要はありませんよ。

夏は授乳回数・量を増やすべき?

暑い日は赤ちゃんも汗や呼吸でより多くの水分を失います。そのため自然と授乳を頻繁に欲しがりますが、これはとても正常な反応です。

自律授乳(on-demand)が大切

  • 決まった時間割よりも、赤ちゃんが欲しがるたびに飲ませる自律授乳が一番安全です。なぜなら、赤ちゃん自身が必要な水分と栄養を調整するからです
  • 暑い時は一度に長く飲むより、短く頻回に飲むパターンが多く見られます。汗で失った水分をこまめに補おうとする自然な行動なので、心配しなくて大丈夫ですよ

一度の量を無理に増やさないで

  • ミルクを薄く溶いたり水を足して量を増やしてはいけません。なぜなら、薄くすると栄養が不足し、低ナトリウム血症のリスクも生じるからです
  • その代わりに授乳回数を増やす方法で対応するのが安全です
⚠️ ミルクは製品に表示された正確な割合で作りましょうね。暑い日だからと水を足して薄く作ると、栄養不足と水中毒の両方のリスクが高まります。

6ヶ月以上の離乳食期:少量の水はコップで

生後6ヶ月から離乳食と一緒なら、少量の水を始められます。この時期の水は、のどの渇きを癒すよりも、コップの使用や味に慣れる練習という意味が大きいです。

適量と方法

  • 1日合計60〜120ml(約2〜4オンス)を超えないようにしましょう。母乳・ミルクの量を減らさない範囲で補うのが原則です
  • 哺乳びんよりもストローマグやコップであげるのがよいです。なぜなら、コップの使用は口の発達と自立を助けるからです
  • 離乳食の途中や後に1〜2口ずつゆっくりあげてください
月齢主な水分源水分摂取
0〜6ヶ月母乳またはミルク不要 (0ml)
6〜12ヶ月母乳・ミルク + 離乳食1日60〜120ml、コップで
12ヶ月以上食事 + 牛乳渇きに応じて自由に

脱水の警告サインをチェック

夏に一番心配なのは脱水です。幸い、家庭でも簡単に確認できるサインがあります。最も信頼できる目安はおしっこのおむつの回数です。

項目正常脱水の疑い
おしっこのおむつ1日6回以上1日6回未満、6時間以上なし
口・舌うるおっている口の乾き、よだれが少ない
涙・大泉門泣くと涙、平らな泉門涙が出ない、泉門がへこむ
機嫌・活動いつも通り元気ぐったり、ひどい不機嫌、眠気
⚠️ 12時間以上おしっこがない、大泉門(泉門)がへこんでいる、赤ちゃんがぐったりして反応が鈍い場合は、すぐに病院へ行きましょうね。重い脱水は緊急事態です。急を要する場合は119に電話してください。

授乳中のお母さんの夏の水分補給

授乳中のお母さんは、ご自身の水分補給もとても大切です。なぜなら、お母さんが十分に飲むことで母乳の分泌がスムーズに保たれるからです。

なぜ大切なのか

  • 母乳は約88%が水分なので、お母さんの体が脱水すると母乳の分泌にも影響することがあります
  • 特に夏はお母さんも汗で水分を多く失うため、ほかの季節よりも気をつける必要があります

実践の方法

  • 授乳のたびに水を1杯そばに置いて飲む習慣がよいです。のどが渇く前に先に飲むのがポイントです
  • 1日の必要量は人それぞれですが、おしっこの色が薄い黄色を保つよう、十分に飲むことを目安にしましょうね
  • カフェイン飲料や甘い飲み物より、水や麦茶がおすすめです

食欲・授乳量が落ちるとき

暑い日は大人でも食欲が落ちるように、赤ちゃんも夏に一時的に授乳量や食欲が減ることがあります。ほとんどは自然な現象なので、あまり心配しなくて大丈夫ですよ。

正常の範囲

  • 暑い時に一度の量が少し減り、代わりに頻繁に飲むパターンは正常です。なぜなら、体が暑さに適応する自然な反応だからです
  • おしっこのおむつが1日6回以上保たれ、体重がよく増え、機嫌がよければ心配いりません

病院へ行くべき場合

  • 24時間以上ほとんど授乳を拒む、おしっこのおむつが1日6回未満に減る、ぐったりして不機嫌がひどい場合は受診しましょうね
  • 嘔吐や下痢を伴うと脱水が早まるので、より早く病院へ行くのが安全です

外出・旅行時のミルク・母乳の衛生

夏の外出では、暑さのためにミルクや母乳の保存に特に気をつける必要があります。なぜなら、高温では細菌が急速に繁殖するからです。

母乳の保存基準(夏の外出時)

  • しぼった母乳は室温(約25°C以下)で最大4時間までにしましょう。暑い日は保冷剤と保冷バッグを必ず使ってください
  • 保冷剤入りの保冷バッグでは約24時間まで保存できます

ミルクの保存基準

  • 作り置きのミルクは室温に2時間以上置かないでください。暑い外出では1時間以内に飲ませるのが安全です
  • 外出時は煮沸して冷ました水を水筒に、ミルクは別に計量して持って行き、飲ませる直前に作る方法が最も衛生的です
  • 赤ちゃんが飲み残したミルクや母乳は1時間以内に捨てましょうね。なぜなら、口に触れた哺乳びんには細菌が繁殖するからです
💡 暑い車内や直射日光の下にミルク・母乳を置くと、あっという間に傷んでしまいます。保冷バッグと保冷剤を必ず持ち歩き、疑わしいときは思い切って捨てるのが安全です。

ベビスナで夏の授乳を管理しましょう

  • 授乳の記録:母乳・ミルクの時間と量を簡単に記録でき、暑い日に授乳回数が十分かひと目で確認できます
  • おむつの記録:1日のおしっこのおむつの回数を記録すれば、脱水のサインを見逃さず追えます
  • AIうんち分析:写真を撮るとAIが赤ちゃんの便の状態を分析し、夏の脱水や消化の変化を素早く確認できます
  • AIチャットボット相談:「夏に水をあげていい?」といった疑問を、24時間いつでも質問できます

よくある質問 (FAQ)

Q: 暑い日に6ヶ月未満の赤ちゃんに少しだけ水や麦茶をあげてもいいですか?
A: いけません。生後6ヶ月未満は夏でも母乳・ミルクだけで十分です。水や麦茶は水中毒と栄養不足のリスクがあります。暑い時は授乳回数を増やしてあげましょうね。

Q: 夏に赤ちゃんがいつもより頻繁に飲みたがります。正常ですか?
A: はい、正常です。暑い時は汗で水分を多く失うため、短く頻回に飲むパターンが多く見られます。おしっこのおむつが1日6回以上で機嫌がよければ心配いりません。

Q: ミルクを薄く作って水分を補ってもいいですか?
A: 絶対にいけません。製品表示の割合を正確に守ってください。薄くすると栄養が不足し、低ナトリウム血症のリスクが高まります。水分は授乳回数を増やして補いましょう。

Q: 脱水が疑われたらどうすればいいですか?
A: おしっこのおむつが1日6回未満や口が乾いていたら、まずこまめに授乳しましょう。12時間以上おしっこがない、泉門がへこむ、ぐったりする場合はすぐ病院へ。急を要する場合は119に連絡してください。

参考文献

夏の赤ちゃんの水分補給と授乳:暑い時に水をあげていい?

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医療上の免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイスに代わるものではありません。赤ちゃんの健康について心配な点がある場合は、必ず小児科専門医にご相談ください。