赤ちゃんの体温正常範囲と発熱対処法ガイド
赤ちゃんの健康を写真1枚で確認
無料で始める赤ちゃんに熱が出ると、親御さんは心配になりますよね。赤ちゃんの正常体温は大人とは異なり、発熱時の対処法も特別な注意が必要です。この記事では、正常体温の範囲から発熱時の対処法まで詳しく解説します。
赤ちゃんの正常体温範囲
正常体温は測定部位によって異なります。
| 測定部位 | 正常範囲 | 発熱の目安 |
|---|---|---|
| 直腸(おしり) | 36.6°C ~ 38.0°C | 38.0°C以上 |
| 脇の下 | 35.8°C ~ 37.0°C | 37.3°C以上 |
| 耳(鼓膜) | 36.4°C ~ 38.0°C | 38.0°C以上 |
| おでこ(側頭動脈) | 36.0°C ~ 37.5°C | 38.0°C以上 |
体温測定方法の特徴
1. 直腸(おしり)での測定
- 最も正確な方法
- 新生児や乳児に推奨
- 体温計の先にワセリンを塗り、約2.5cm挿入
- 1分間保持
2. 脇の下での測定
- 最も手軽な方法
- 精度はやや劣る
- 脇の下を拭いて乾いた状態で測定
- 3〜5分間保持
3. 耳(鼓膜)での測定
- 素早く便利
- 生後6ヶ月以降推奨
- 耳を軽く引っ張って鼓膜が見えるようにして測定
- 中耳炎があると不正確になることも
4. おでこ(非接触)での測定
- 赤ちゃんを起こさずに測定可能
- 室温の影響を受けやすい
- スクリーニング用として適切
赤ちゃんが発熱する原因
感染性の原因
- ウイルス感染(風邪、インフルエンザ、RSウイルスなど)
- 細菌感染(尿路感染症、中耳炎など)
- 突発性発疹(生後6ヶ月〜2歳)
非感染性の原因
- 予防接種後の反応
- 暑い環境や着せすぎ
- 脱水
- 歯が生える時期(微熱程度)
月齢別の発熱対処法
生後0〜3ヶ月
38°C以上の発熱があれば、すぐに救急外来を受診してください。この時期の発熱は重篤な感染症のサインかもしれません。- 自宅で解熱剤を与えない
- 薄着にする
- 病院で検査を受ける
生後3〜6ヶ月
- 38.3°C以上:小児科を受診
- 解熱剤は医師の指示に従って投与
- 十分な水分補給
- 24時間以上続く場合は病院へ
生後6ヶ月以上
- 38.9°C以上:解熱剤の投与を検討
- 赤ちゃんの活動性と食欲を観察
- 3日以上続く場合は受診
- 他の症状(発疹、嘔吐など)がある場合はすぐに受診
自宅での発熱ケア方法
1. 適切な環境を維持
- 室温:20〜22°C
- 薄着にする
- 薄い毛布を使用
2. 水分補給
- 母乳やミルクを頻繁に与える
- 6ヶ月以上は少量の水も可
- 脱水症状に注意(尿量減少、唇の乾燥)
3. ぬるま湯で体を拭く
- 30〜32°Cのぬるま湯で体を拭く
- 冷水やアルコールは絶対に使用しない
- 寒気がする場合は中止
4. 解熱剤の使用
- 生後3ヶ月以上から使用可能
- アセトアミノフェン(カロナール):生後3ヶ月から
- イブプロフェン:生後6ヶ月から
- 用量は必ず体重に合わせて
| 解熱剤の種類 | 使用可能月齢 | 投与間隔 |
|---|---|---|
| アセトアミノフェン | 生後3ヶ月以上 | 4〜6時間 |
| イブプロフェン | 生後6ヶ月以上 | 6〜8時間 |

すぐに病院に行くべき場合
以下の症状がある場合は、すぐに救急外来を受診してください:
- 生後3ヶ月未満で38°C以上の発熱
- 40°C以上の高熱
- 熱性けいれん
- 3日以上続く発熱
- 脱水症状(6時間以上おしっこが出ない)
- ひどくぐずる、または逆にぐったりしている
- 呼吸が苦しそう
- 発疹が出ている
- 首が硬い
熱性けいれんの対処法
熱性けいれんは生後6ヶ月〜5歳の間に起こることがあり、急激な体温上昇時に発生します。
けいれん発生時の対処法:
- 安全な床に横向きに寝かせる
- 口に何も入れない
- けいれんの時間を計る
- 5分以上続く場合は救急車を呼ぶ
- けいれんが終わったら救急外来へ
予防接種後の発熱ケア
予防接種後の発熱は正常な免疫反応です。
- 接種後1〜2日以内に発熱することがある
- 38.5°C以上なら解熱剤を投与
- 接種部位の冷却は可能
- 48時間以上続く場合は受診
ベビスナで体温記録を管理
- 体温測定の時間と数値を正確に記録
- 解熱剤の投与時間と用量をメモ
- 発熱パターンをグラフで確認
- 病院受診時に記録を共有可能
よくある質問(FAQ)
Q: 赤ちゃんの発熱は何度からが目安?
A: 測定部位によって異なります。直腸(おしり)、耳、おでこは38.0°C以上、脇の下は37.3°C以上が発熱の目安です。最も正確なのは直腸での測定で、生後3ヶ月未満の赤ちゃんは直腸体温38°C以上ですぐに病院を受診してください。
Q: 解熱剤はいつから、どの種類を使えるの?
A: アセトアミノフェン(カロナール)は生後3ヶ月から4〜6時間間隔で、イブプロフェンは生後6ヶ月から6〜8時間間隔で使用できます。用量は年齢ではなく必ず体重に合わせて投与してください。生後3ヶ月未満は自宅で解熱剤を与えず、すぐに病院を受診しましょう。
Q: 熱がある時のぬるま湯ケアはどうすればいい?
A: 30〜32°Cのぬるま湯で体をやさしく拭いてあげましょう。冷水やアルコールは絶対に使用しないでください。赤ちゃんが寒気で震え始めたらすぐに中止します。室温を20〜22°Cに保ち、薄着にすることも大切ですよ。
Q: 熱性けいれんが起きたらどう対処すればいい?
A: 熱性けいれんは生後6ヶ月〜5歳の間に急激な体温上昇時に起こることがあります。安全な床に横向きに寝かせ、口に何も入れないでください。けいれんの時間を計り、5分以上続く場合は救急車を呼びましょう。けいれんが終わったら救急外来へ向かってください。
参考文献

医療上の免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイスに代わるものではありません。赤ちゃんの健康について心配な点がある場合は、必ず小児科専門医にご相談ください。


