赤ちゃんの手足口病|症状・潜伏期間・感染期間・登園目安
赤ちゃんの口の中に白い水ぶくれができて、手足に発疹が出たら、手足口病かもしれません。特に夏場に流行するこの感染症は非常にうつりやすいため、早めの対処が大切です。この記事では、初期症状からホームケア、病院に行くべきタイミングまで詳しくご紹介します。
手足口病とは?
手足口病は、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる感染症です。その名の通り、手、足、口に水ぶくれや発疹ができるのが特徴です。
主な特徴:
- 主に5歳未満の乳幼児に発症
- 夏から初秋(6〜9月)に流行
- 感染力が非常に強い
- ほとんどが7〜10日で自然回復
手足口病の潜伏期間・感染期間・登園目安
親御さんが一番気になる手足口病の潜伏期間や感染期間、登園の目安をまとめました。
| 区分 | 期間 | 説明 |
|---|---|---|
| 潜伏期間 | 3〜7日 | ウイルス感染から症状が出るまで |
| 感染期間 | 約7〜10日 | 症状開始前〜水ぶくれが乾くまでが最も強い |
| 隔離期間 | 最低7日 | 熱が下がり水ぶくれが乾くまで |
| 登園目安 | 発症後7〜10日 | 解熱後、水ぶくれがかさぶたになれば可 |
手足口病の症状(段階別)
初期症状(1〜2日目)
発疹が出る前に、まず次の症状が現れます:
- 発熱(38〜39°C)
- 食欲低下
- のどの痛み
- だるさ、機嫌が悪い
- よだれが増える
本格的な症状(3〜5日目)
口の中の症状:
- 舌、歯茎、頬の内側に小さな赤い斑点
- 斑点が水ぶくれになり、破れて潰瘍に
- 潰瘍による強い痛み
- 食べ物や水が飲み込みにくい
皮膚の症状:
- 手のひら、指に赤い発疹や水ぶくれ
- 足の裏、つま先にも同様の発疹
- お尻、膝、肘にも出ることがある
- かゆみはほとんどない
| 部位 | 症状 | 特徴 |
|---|---|---|
| 口の中 | 水ぶくれ → 潰瘍 | 一番痛い、食事を嫌がる |
| 手 | 赤い発疹/水ぶくれ | 手のひら、指 |
| 足 | 赤い発疹/水ぶくれ | 足の裏、つま先 |
| お尻 | 赤い発疹 | おむつかぶれと見分けが必要 |
手足口病の感染経路
手足口病は非常にうつりやすいです。次の経路で広がります:
- 飛沫感染:咳、くしゃみ
- 接触感染:水ぶくれの液、唾液
- 糞口感染:便で汚染された手
- 汚染された物:おもちゃ、食器など
感染期間:
- 症状が出る数日前からうつる可能性あり
- 水ぶくれが乾くまで(約7〜10日)が最も感染力が強い
- 便からは数週間ウイルスが排出される
手足口病のホームケア
手足口病には特効薬がありません。症状の緩和と脱水予防が大切です。
1. 痛みのケア
口の中の潰瘍が一番つらいです:
- 解熱鎮痛剤:アセトアミノフェンまたはイブプロフェン(6ヶ月以上)
- 冷たい食べ物:アイスクリーム、冷たいヨーグルト、冷水
- やわらかい食べ物:おかゆ、豆腐、バナナ、茶碗蒸し
- 避けるべき食べ物:酸っぱいもの、しょっぱいもの、硬いもの
2. 水分補給
口が痛くて食べられないと脱水のリスクがあります:
- 冷たい水やお茶を少しずつ何度も
- 母乳の赤ちゃんはいつもより頻繁に授乳
- ミルクの赤ちゃんは少量を何回かに分けて
- 氷を舐めさせる(12ヶ月以上)
脱水の警告サイン:
- 6時間以上おしっこが出ない
- 泣いても涙が出ない
- 唇が乾燥してひび割れ
- ぐったりしている
3. 皮膚のケア
- 水ぶくれはつぶさない
- 涼しくてゆったりした服を着せる
- ぬるま湯でお風呂
- 引っ掻かないよう爪を短く切る
4. 熱のケア
| 体温 | 対処法 |
|---|---|
| 38°C未満 | 涼しくする、水分摂取 |
| 38〜38.5°C | 解熱剤を検討 |
| 38.5°C以上 | 解熱剤 + 医師に相談 |
病院に行くべき危険サイン
次の症状があればすぐに病院へ:
緊急事態:
- 高熱(39°C以上)が3日以上続く
- 首が硬くなる(髄膜炎の疑い)
- 激しい頭痛と嘔吐
- けいれん
- 呼吸困難
- 意識がぼんやりする
当日受診が必要:
- 脱水症状(6時間以上おしっこが出ない)
- 口の潰瘍がひどくて全く食べられない
- 生後6ヶ月未満の赤ちゃん
- 免疫力が弱い子
- 症状が10日以上続く
手足口病の予防法
家庭で:
- 手洗いをこまめに(30秒以上石けんで)
- 咳・くしゃみエチケットを教える
- おもちゃやドアノブを定期的に消毒
- タオルや食器は個人別に使用
- 感染した子は水ぶくれが乾くまで隔離
外出時:
- 流行期は人混みを避ける
- 手が洗えないときは手指消毒剤を使用
- 子どもの手が口に行かないよう注意
保育園・幼稚園:
- 熱が下がり水ぶくれが乾くまで登園を控える
- 通常、発症後7〜10日後から登園可能
手足口病と他の病気の見分け方
| 病気 | 発疹の場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 手足口病 | 手、足、口、お尻 | 口の潰瘍で食べられない |
| 水ぼうそう | 全身(体幹から始まる) | かゆみが強い、かさぶたになる |
| ヘルパンギーナ | のどの奥/扁桃 | 手足の発疹なし |
| 口内炎 | 口の中だけ | 手足の発疹なし |
ベビスナで症状を記録
手足口病の経過を記録しておくと、病院受診時に役立ちます。
- 体温記録:1日に何度も測定して熱のパターンを把握
- 授乳/食事量記録:脱水リスクのモニタリング
- 症状メモ:発疹の部位、水ぶくれの状態を記録
- AI相談:症状について24時間相談
よくある質問
Q: 手足口病にかかったら免疫ができますか?
A: 感染したウイルスに対しては免疫ができますが、手足口病を引き起こすウイルスは複数あるため、再び感染する可能性があります。
Q: 大人も手足口病になりますか?
A: はい、大人も感染することがあります。ただし、症状が軽かったり無症状のことが多いです。お子さんを看病する親御さんも手洗いを徹底してください。
Q: お風呂に入れてもいいですか?
A: はい、ぬるま湯でのシャワーや入浴は大丈夫です。水ぶくれを強くこすらないように注意してください。
Q: 手足口病の後に爪が剥がれるって本当ですか?
A: 手足口病の4〜8週間後に、爪が一時的に剥がれたり浮いたりすることがあります。ほとんどの場合、新しい爪が生えてきて自然に治ります。
参考文献

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