乳腺炎と乳房の張り:詰まった乳管を解消する完全ガイド
授乳中に胸の片側に硬いしこりができてズキズキしますか?熱まで出て体がだるく痛む場合は、詰まった乳管や乳腺炎かもしれません。両者は似ていますが対処が少し異なります。詰まった乳管を放置すると乳腺炎に進行することがあるので、初期対応が重要です。米国母乳育児医学会(ABM)とMayo Clinicの資料をもとに、詰まった乳管と乳腺炎を見分け、解消する方法を解説します。
詰まった乳管 vs 乳腺炎、どう違う?
両者は連続したものですが、症状の強さが異なります。
| 区分 | 詰まった乳管 | 乳腺炎 |
|---|---|---|
| しこり | 局所的な硬い塊 | 広く腫れて硬い |
| 痛み | その部位だけ痛む | 強い痛み、ほてり |
| 皮膚 | やや赤いことがある | 赤く熱感、くさび形 |
| 発熱 | なしまたは微熱 | 38.5度以上の発熱 |
| 全身症状 | ほとんどなし | 悪寒、だるさ、疲労 |
重要な違いは発熱と全身症状です。寒気がして38.5度以上の熱が出たら乳腺炎を疑いましょう。
なぜ乳管が詰まるの?
- 授乳間隔が長すぎる、または一度に十分に空にできないとき
- きつい下着や横向きで圧迫して寝る姿勢
- 急な断乳や授乳回数の減少
- ストレスや過労、睡眠不足
- 片方の胸だけ頻繁に吸わせるとき
詰まった乳管を解消する方法
詰まった乳管はほとんどが24時間以内に自宅で解消できます。
1. 頻繁に授乳する
- 詰まった側を先に、頻繁に吸わせて空にしましょう
- 赤ちゃんのあごがしこりの方向を向くように抱くと役立ちます
2. 授乳前は温め、後は冷やす
- 授乳直前の温湿布で母乳の流れを助けます
- 授乳後は冷湿布で腫れと痛みを和らげます
3. やさしいマッサージ
- しこりの部位を乳首の方向へやさしくなでます
- 強く押すと組織が傷つくことがあるので注意してください
4. 姿勢を変える
- 授乳姿勢をいろいろ変えてすべての乳管を空にします
乳腺炎の治療法
乳腺炎は詰まった乳管に炎症が加わった状態です。次の方法で管理しましょう。
自宅でできること
- 授乳は続けてください - 母乳を空にするのが最も重要です
- 十分な休息と水分補給
- 冷湿布で腫れと痛みを和らげる
- 必要に応じてイブプロフェンで痛み・炎症を抑える(授乳中も安全)
病院に行くべきとき
- 24時間以内に改善しないとき
- 38.5度以上の発熱が続くとき
- 症状が急激に悪化するとき
- 乳首に傷や亀裂があるとき
細菌性乳腺炎の場合は抗生物質が必要なことがあります。抗生物質を飲んでも授乳は続けてください(処方された抗生物質は授乳に安全)。
授乳をやめないでください
最も多い誤解は「乳腺炎のときはその胸を休ませるべき」というものです。逆です!母乳がたまると炎症がひどくなります。赤ちゃんに吸わせるか、痛ければ搾乳してでもこまめに空にしましょう。痛む側の母乳を飲ませても赤ちゃんに害はありません。
乳腺炎を予防する
- 規則的に授乳して十分に空にする
- きつい下着、ワイヤー入りブラを避ける
- 片側を圧迫して寝ない
- 急な断乳ではなくゆっくり減らす
- 十分な休息と水分、ストレス管理
ベビスナで授乳管理
乳腺炎予防の鍵は規則的な授乳と左右の胸のバランスです。ベビスナアプリで管理してみましょう。
- 左右の授乳時間を記録し、片方に偏らないよう助けます
- 授乳間隔のお知らせで長く空けすぎないよう管理します
- AIチャットボットで乳腺炎の症状と対処法を24時間相談できます
参考文献

医療上の免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイスに代わるものではありません。赤ちゃんの健康について心配な点がある場合は、必ず小児科専門医にご相談ください。
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